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アフターえっちの後はごはん

アフターえっちを終えた実継と宵はゲストルームの扉をノックした。 「雫ー、雅宗ー、もう来ても大丈夫ですよ」 ガチャーっ 「あっ宵さん!ご機嫌治ったん?ほんまごめんなぁ?俺の配慮が足らんばっかりに宵さんに嫌な思いさせてもうて。反省しとるで許してな?」 「もう大丈夫ですよ、許してあげます。おかげで実継さんととても気持ちいいえっちができました」 「へ?」 「宵さんらしいですね」 「宵は喜怒哀楽が激しいからな。さて、ひと段落したし食事に行くか?」 「ええね!どこ、行くん?」 「何かおすすめあります?実継さん」 「んー…じゃあ、宵とよく行く居酒屋でいいか?」 「わーい、たこわさ食べます」 宵は、ニコニコと笑顔を振りまき実継に抱きついた。 「はいはい、宵はいつも通りたこわさ頼むのな?だし巻きは?」 「もちろん食べますっ」 「たこわさ!?渋いですね、宵さん」 「たこ焼きやなくて?」 「それは雅宗の好きなモノでしょ?」 「しー先輩、たこ焼きあるん?そこ」 「え…行ったことないから知らないよ」 「たこ焼きか?確かあるぞ。じゃあ決まりな」 4人は仲良く連れだって歩き、居酒屋へと向かった。 「んー…ええなっ!楽しんだ後のみんなでごはん」 「むー、楽しそうだな」 「えっちも好きやけど、みんなでワイワイすんのも大好きや」 「ふふ、可愛いですね。雅宗」 「まぁ、こういうのも含めてグループ交際は悪くない」 「また来月もよろしくお願いしますね。2人とも」 「もちろんええで!なっ先輩?」 「うん、楽しみにしています」 4人は次の会う約束をして居酒屋へと入った。 暇でご不満だった雅宗はすっかりご機嫌になり、楽しい時間をみんなと過ごした。

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