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明さんと理央くん 4
浴室に戻ってきた明は保湿剤を床に置き、自分の体は濡れたままバスタオルを羽織り、理央の体をもう1枚のバスタオルで包むようにして拭いた
「め、明さん?」
「何?」
「ボク、自分で拭けるけど…」
「そう?でも、俺は今までこうしてきたからそれを崩したくないんだ。そのまま拭かれていて」
「わ、分かった」
理央はじっとして明に拭かれ、だいたい拭き終わると歩こうとし
「待って、理央。保湿剤、塗らなきゃ」
「え…」
「湯上がりすぐに保湿をしないとすぐに乾燥するよ」
「そんなの別に気にしないけど…」
「自分の体、もっと大事にしてね?ちゃんとメンテナンスしないとダメです。ほら、塗ってあげるからじっとしてください」
「ははっ…くすぐったいぃ」
「我慢」
「これ、いい匂い。ボク、この匂い好きです」「そ?それはよかった。理央、ちょっと力抜いて」
「ん?あっ…だめぇっ」
明は保湿剤を付けた人差し指を理央のナカに沈め
「緊張してる?久々なのかな?ナカ、少し解さないといけない感じだね…」
「恥ずかしい…あと、ちょっと…痛い」
「保湿剤だからね、ローションよりは痛いよね。おいで?ベッドでじっくり解してあげるから」
「はい」
理央は明に手を引かれて黙ってベッドへとついていった
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