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明、理央を拾う

絶頂を迎えてぐったりしている理央から陰茎を抜き使用済みのゴムを捨てると、明は理央の前髪を押し上げ額に口付け 「理央、よく頑張りました。理央のナカ、とてもいい気持ちだったよ」 「…へへ」 理央は照れて笑い両手を伸ばしてみた さっきは抱きしめてくれたけど、終わった後でも明さんはぎゅってしてくれるかなぁ? ドキドキしながら待っていると、理央の期待通り明が抱きしめてくれて理央は満面の笑みを浮かべた。 「嬉しそうだね?理央」 「うん。終わった後もぎゅってしてくれるの嬉しい…」 「これくらいのこと、いくらでもしてあげるよ」 優しくできない…なんて言われたけど、全然そんなことない この人になら、蹴られても殴られてもいい いちばんじゃなくてもいい 誰かの変わりでもいいからこの人の側にこれからもいたい… 声をかけてよかった 「明さん、抱いてくれてありがと。ボク、寂しかったけど嬉しかった」 理央はぽろぽろと涙をこぼし、喜んだ。 その様子に明は頷き 「理央はどのあたりに住んでるの?」 「えと…捨てられてからのこの1週間はあっちこっち…」 「それって…」 宿無し?今日みたいに行きずりの男と一夜を共にして生きてきたのか、、 ますます放っておけない 「理央…きみは、、もっと自分を大事にするべきだ」 「ごめんなさい…ボク、汚いよね。ぐすっ」 「違うよ。一緒に帰ろう?」 「え…」 「俺のマンション、迎えに来てくれなかった子と住むつもりだったんだけどね…1人じゃ広すぎるんだ。理央がよければおいで」 「うん…っ」 理央は明に拾われ、明に育てられる日々が始まった

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