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朝ごはん

最初、お料理待っている間おもちゃで放置プレイされるなんて驚いたけど、1年近くも経つとすっかり慣れた 「っん…ぁん…」 「可愛いね?理央。気持ち良さそうな声がキッチンにまで聞こえてきた」 「明さん、寂しい」 「我慢。我慢したら遊園地だよ、理央」 「うん…我慢頑張る」 「理央、そろそろご飯ができるよ」 「明さん、おもちゃとってもいい?」 「とっちゃうの?おしり、寂しくない?」 「ごはん…集中できないもん。明さんがせっかく作ってくれたご飯だもん食べたい」 「しょうがないな。許す」 理央はおもちゃに手をかけて、ナカから取り去り 「っん…んん…ふぅー…とれた」 コロンとベッドに転がし、理央は明の元に走っていった 「明さんっ今日のご飯はなぁに?」 「パングラタンだよ。熱いから気をつけて」 「おいしそう!」 「サラダとスープもちゃんと食べるんだよ?」 「うん」 理央はスプーンを持ち、慌てて口に運び 「あつ…っ」 「あ〜…ほらほら、ベロ火傷しちゃうよ、理央。スプーン貸して。ちゃんと冷まして。ふー。はい、理央あーん」 「あー…もぐもぐ…っおいし…っ」 「そ?よかったね。はい、今度はレタス」 「あむ…ドレッシング変えたの?明さん?」 「うん、これは胡麻ドレッシング」 「おいしい」 「よしよし、ゆっくり食べよ。はい、スープ」 「んまっ」 ニマニマ笑いながらご飯を食べさせられていると理央は手付かずの明の分のお皿を見て 「明さんの冷めちゃう…ボク、後自分で食べるよ」 「んー?上手に食べれる?」 「うん、努力する」 「理央は何に乗りたいの?」 「メリーゴーランド乗りたい。明さんは?」 「いいね。俺は観覧車かな」 「楽しみだな」 「それはよかった」 楽しく朝ご飯を済ませると、理央は出発支度を始めた

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