93 / 252
遊園地へ
遊園地に着くと2人は駐車場に降り立ち
「平日だからそんなに混んでないね?並ばずに乗れそうでよかったね」
「うん!学校始まったらこうはいかないから連れてきてもらえてよかった!」
「ふふ、はしゃいでるな理央。じゃあ順番に乗っていこうか?」
「わーい」
2人で手を繋いで仲良く園内を散策していると思わぬ2人に遭遇した
「明にぃっ」
「明くん?と…誰だろうな?宵」
「宵に実くん!奇遇だね。そっちもデート?」
デートの言葉に宵は顔を赤くし
「えと…はい」
「明さん…だぁれ?」
「ごめんね?理央。この子が弟の宵だよ。隣がパートナーの実継。通称実くんね。実くんは俺の同級生。もう1人同級生いるけどそれはまた紹介するね」
「その子は明にぃのパートナー?」
「んー…ペット?」
「へ?」
「って言うのは冗談で…。そうだね。パートナーかな?理央。ご挨拶できる?」
「はい。理央です。看護学校合格してご褒美に連れてきてもらいました」
「可愛い。ね?実継さん。看護師の卵ですよ」
「だな?将来が楽しみだな」
「せっかくだから一緒に回りますか?」
「宵がしたいように」
「明にぃ、一緒に園内回りますか?」
「宵は一緒に回りたいの?」
「はい」
「分かった。じゃあ回ろうか?理央がね、メリーゴーランドに乗りたいらしいだ。メリーゴーランドからでいいかな?」
メリーゴーランドを指差し、明は実継に視線を移した
ともだちにシェアしよう!