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お仕置きして
M'sに通うようになってからは欲求が満たされたため、めったに宵に手を出すことはなくなっていた。
それに対して15歳の宵はというと、欲求が満たされなくて情緒不安定になっていた。
「にーに、行かないで。行っちゃいやです」
宵は明の腰元にすがりつき大学に行く俺を阻止しようとしたり、とにかく俺を困らせようとしていて、俺がまいた種とはいえちょっと手を焼いていた。
「どうしたの?宵。大学行かなきゃならない。宵も高校に行かないといけない時間だろう?」
「行きたくない…ズル休みします。悪い子だからお仕置きして」
「宵…」
困ったな…
変な癖をつけさせてしまった
取り返しがつかなくなる前に…と思って、俺の欲求が宵に向かないように友人に教えてもらったM'sに通うようになったけど…すでに取り返しがつかなくなっている
「お願い。にーに!宵、悪い子ってしてください」
明は宵をそっと抱きしめ
「宵は悪い子じゃないよ。だからお仕置きはしない」
「どうして?明にぃは宵が嫌い?」
「好きだよ、大好き。でも俺は宵のお兄ちゃんで宵は俺の弟だ。子どもだったから俺も分からなかったけど大人になって気づいた。兄弟でこういうことをするのは一般的じゃない」
「そんなの…分かりません」
「宵、いつか宵のことを大切に思って、宵のしたいことをしてくれて心から愛してくれる人が現れるようになる」
「本当ですか?」
「うん。またこの人って人がもしできたら教えてね?宵」
この時の約束を守ってパートナーを教えてくれた時は驚いた。
まさか
M'sを教えてくれた友人がパートナーだったなんて!
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