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むーちゃん、頑張る
「え…西って俺?俺、呼んだ?」
突然呼ばれた西はビックリして雅宗に聞き返し、
東間は雅宗の求めていることに気付き雅宗に尋ねた
「ねぇ、周防。手ぇ、繋ぎたいのかな?」
東間の質問に雅宗はコクコクと2回頷き
「あんなぁそいで、がんばれって言うて?」
「周防の手、繋いであげな、北斗。手を繋ぎたいって。周防、頑張れ」
「うん、ほら。よく分かんないけど頑張れよ、周防」
雅宗の手を西が握ると雅宗は西の手を強く握り返して2人に勇気をもらい
「しー…せんぱい…俺、がんばるで優しく…やで?」
「ok。結腸抜くよ。俺の全部挿れるから頑張れ」
雅宗はその時に怯えて反対の手を握り拳にして口元に運びゆっくりと深呼吸をした
「ふー…ぅっん…ぁあっ!入ってくる…っっいい゛っ…ひぃあーーっ痛ぁぁ…っ」
雅宗は衝撃に叫び、涙をポロポロ流し
「ぅえ…っ…ぇ…ん…っぅー…」
「上手だよ、むー…もう1度」
「んぁっ…っぁあっ…ひぁあーっ」
「す、すご…っ痛そうだったけど、いま周防ってばめっちゃ感じてね?」
「だね。そう見える…Sの向こう側…すごいな」
「S?」
「S状結腸」
「嘘ー…そこまで届くのか、アレ」
「気になっちゃう?」
「そ、そりゃあ…」
ご、ゴクン…っ
西は好奇心が出てきて生唾を飲み込み、乱れる雅宗を首を横に向けて見つめた。
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