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しー先輩のリードで
雅宗の指が動くと雫は声をあげた
「んん…ぅ…ぁ…まさむねぇ…」
「どうしたん?あまーい声、出てんで?」
「も…いい。解さなくていいから…挿れて…」
「え…挿れて…って、しー先輩あんた…いま挿れたらたぶん痛いで?」
雅宗の心配する言葉に首を横に振り、隣の先輩たちを見
「隣で先輩たちが気持ち良さそうなのにお預けなのは辛いよ、雅宗」
「んー…しー先輩がそう言うんやったら挿れたるけど、泣かすんいややな」
「大丈夫。泣かないって」
「ほんま?ほんならちょっと待ってや?ゴム、付けるで」
ゴムを取り中身を取り出し装着しようとするが雅宗はもたつき
「ん?…あ…あり?」
「むーちゃん、それ上下逆。久しぶりすぎて忘れちゃった?」
「あかん…そうかもしれん。ま、待ってや?」
「ふふ。焦らなくていいよ。付けてあげる。貸して」
「う、うん。なんやみっともな…かっこわるいで…俺」
「そんなしょげないの。ほら、こうして毛を巻きこまないように注意して下にスルスルって。できたよ」
「先輩、おおきに」
にぱっといい笑顔で雅宗は笑い、雫の頬にチュと唇を付けた
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