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報告
のんびりと2人で手を繋いで夜道を歩きながら雅宗はだんだんと不安を感じだし歩く速度が遅くなっていった
「雅宗?」
「怖い…。ほんまに行くん?」
「行くよ。報告しなきゃ」
「また今度じゃあかんの?」
「また今度の方が行きづらいよ。恋人ってわけじゃないからそんなに気にしなくてもいいんだろうけど、やっぱり5年も仲良くしてるしそこはちゃんとしておかないと」
「うー…またお仕置きされたらどうすんねん。今日気持ちよかったからこのまんまで終わりたいねんけど」
「だめ」
「っ…ぅ…っく…ぐすん…」
「え…むーちゃん、泣くの?」
「怖いぃ」
「はいはい。分かったから行くよ」
「…うん…っぇ…え…っ」
雅宗はシクシクと泣きながら歩く速度を元に戻し、実継のマンションを目指した。
マンションへとたどり着くとエントランスにあるインターフォン押し、インターフォンに出たのは実継ですぐ鍵が開けられると2人はエレベーターへと乗り込んだ
エレベーターが着くと雅宗は立ち止まり
「う…」
「ほら、むー。しっかり」
「分かってる。分かってんねんけど…足がよー出らん」
「大丈夫だって、開けるよ」
「ん」
部屋のドアを開けると、すぐさま実継が出迎え
「いらっしゃい。今日中に来たんだな?雅宗はどうした?何を泣いている?」
「ちょっと情緒不安定みたいです。実継さん、宵さんは?」
「風呂でアヒルと遊んでる」
「アヒルで遊んで?」
雫は状況が分からず首を傾げた
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