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コテン

雅宗が寝る支度をしていると、宵は大きく喘ぎ声をあげて体を震わせ 「あぁーっあーっイクっイきますっっ」 「宵さん、俺も…っ出ますっう…くっっぁあ」 2人は派手に射精し、くてっと折り重なって息を整えていた 「宵さん、可愛いかったです」 「雫も…素敵だった」 「汗、流しますか?」 「も……僕、動けません」 「じゃあ、タオル用意します」 雫が立ちあがろうとすると、すでにおしぼりを用意していた実継が両手を広げ 「おいで、宵。雫は雅宗を任せた。ちょっとご機嫌悪いから気をつけろ」 「実継さん、さすがです」 「ほら、おまえらの分」 「ありがとうございます。雅宗、おいで。タオルくれたけど拭く?」 「いらん。もう寝る」 雅宗は雫の元に近づき、コテンと横たわった「自由だね、むーさん」 雫はさっと体を拭くと、パジャマを着て雅宗の腰元に張り付いて横になった 「んー…しー先輩、じゃまぁ」 「かわいい、むー。気持ちよくしてもらった?」 「うん。してもろた。俺だけよくなってもうて実継さんのもう戦闘意思無いもんやから終わった。なんや不完全燃焼感がいなめん」 「別にそれで実継さん怒っていないでしょ?」 「そやな」 「なら大丈夫。お楽しみがまた後日になっただけだよ。今度頑張ればいい」 「おおきに。しー先輩やさしいぃ」 腹に当たる雫の手を雅宗は触り、嬉しそうに笑った

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