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付け足し
「あ…あれ?」
寝ている雰囲気の実継に雫は青ざめ、動揺している雫に雅宗は不思議がり
「しー先輩…どうしたん?」
「プラグ…」
「へ?」
「俺に挿さったまんまなんだよね」
「マジ?」
「どうしよ…勝手に抜いたら怒るよね?」
「そやな?実継さんのお仕置き、結構つらいで?」
「起こしていいかな?」
「そうしりぃ」
雫は意を決して実継の肩を叩き
「実継さん実継さん」
「…ん…?どうした」
「よかったっ起きて。起こしてごめんなさい…あのプラグ」
「あー…分かった。ズボン脱いでこっちに来い」
実継は宵を起こさないようにそっと起きあがると宵から体を離し、雫を呼び寄せた
「はい、お願いします」
「力を抜いて、抜くぞ」
「んっっあー」
「よし。ちょっと待て」
「え?」
ぬるん…
「へぁっ?!んんぅっ」
「付け足し完了。寝てよし」
「え…えーっ?挿れなおされた…朝までこのまんま?」
「3時間後に抜いてやる。それまでおやすみ」
「これじゃ寝れない…いま抜いてくださいぃ。てか、実継さん寝不足になりますって!」
「俺は短時間で目が覚めるタイプでな、そのかわり昼寝必須だが…だから問題ない。それに、患者はこれくらい毎日頑張ってる。あの子たちが頑張れるんだからおまえも頑張れる」
「そんな…」
「でも、まあ俺とえっちする気が無いなら抜けばいい」
「そ、それは…してみたい、、からな」
雫はしぶしぶズボンを履きなおし、雅宗を再び抱きしめ寝る体勢に入った。
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