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やんちゃなむー
「はうっっ?」
おしりを噛まれて宵はびっくりして起きた。
実継さんは横にいます…
ってことは…
「まさむーねっ!噛みましたねっ」
「わひゃ!バレたっ」
「バレるでしょ!普通に。何するんですか、まったく!」
「だって、おいしそうやったんやもん」
「おいしそうって…もう。はは、変なの。雅宗のおばかさん」
「おしり、痛かった?」
「びっくりしただけです。実継さんはいきなり指を挿れてきたりするからそれよりマシです」
「それは…ビビるで。でも、今からそれをしー先輩にしようと思ってん」
「え…」
「実継さんの挿れてみたいみたいやし、慣らしといたらなな。そしたら実継さんが起きて速攻ヤれるやろ?」
「雫、泣きませんか?それ」
「泣くやろな。でも。それがかわいいんやで」
「鬼畜…」
「そう思う?せやったらタチ引退は撤回…」
「しませんっ。きみはネコ!」
「宵さんとはできへんっちゅうこと?」
「そんなにしたいなら犯しますよ?いいのっ?」
「え…。宵さんってネコ専ちゃうの?」
「ネコ専ですけど、やる気がないだけで別にやれないわけじゃありません」
「チェリーやなかったんや?」
「覚えてないかもしれませんけど、結婚歴がありますからね?僕。男の子相手は無いですけどチェリーではありません」
想像できない宵の姿に雅宗は興味が湧いたが、宵が怒りだしそうな雰囲気に負けてそれ以上は突っ込まずに口を閉じた
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