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千早 2

泣く千早を無視して実継はナカに挿入していたローターを3本の指でつまみ、千早のナカの敏感なところに押し当てた。 「ぁあっ、んんーっ!抜いて…くれるんじゃないの…っ!」 「分かった。とは言ったが抜いてやるとは言っていない。日頃、サボるからいざ刺激を与えられたときに辛いんだ」 「こんなの一生懸命にやってたら変態だよっ。この変態医者!」 「言うなぁ…千早。しかし…勃たないな、おまえの。こんだけ刺激してんのに」 「痛いんだってばっ」 「生ぬるい刺激じゃ、勃つきざしすらないだろ?」 「いじわる!!ちっこいやつらには優しいくせにっ」 「おまえも俺からしたらちっこいが?155cmかそこらだろ?身長」 「背もだけど年齢っ。いちばんオレって年長じゃん!中学生のやつらには甘々なの無意識なの?!」 「いちいち声を荒げるな。17歳にもなってヤキモチか?」 「誰がっ」 「もう少ししたらおまえの友達が遊びにくる。あと、今日入院した子はおまえより年上だ。仲良くしろ」 「オレの友達って…真白(ましろ)?」 「そう。会計して薬を受け取ったら病棟に来るってさっき外来で診察した時に言ってた」 「なら、抜いてよ!いま真白が来たら恥ずかしくてオレ、死ぬ」 「真白はおもちゃが好きだからうらやましがるだけだ」 「頼むよ!」 「なら、もっと治療もHome workも頑張るか?」 「やるっ。ちゃんとやるから!」 「約束だぞ」 「うん!」 調子良く返事をし、千早はローターと指が抜かれるのを待った。

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