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だいすき

「まあ、千早との出会いはそんな感じやったわ。な?千早」 昔話を語り終えた雅宗は千早に同意を求めたが千早はプイッとそっぽを向き、千早の反応を可愛らしく感じて真白はクスクス笑い 「ちぃ、可愛い。でも、周防さんって楽しいからぼくは好きだな」 「おおきに。まーちゃん」 ニカっと雅宗が笑うと真白もつられて笑い、楽しそうな真白を見て、千早はすね 「真白、周防さんと仲良くしちゃやだ」 「え…ちぃ。どうしたの?」 「真白はオレのだもん」 千早は真白を抱きしめ、自分の後ろに真白を隠そうとし 「ち…ちぃっ。離して痛いよ」 「だめっ。離さないもん」 すねる千早を可愛いく思い臣と雅宗は顔を見合わせ、雅宗は八重歯をのぞかせてニカっと笑い 「千早はまーちゃんが大好きなんやな?」 「うん。オレ…真白が大好き」 「ヤキモチ妬けちゃったと?」 「うん」 「ふふ、千早ちゃんたら可愛かね」 「臣くんだって好きな子が他の子と仲良くしてたらいやでしょ?」 「んー…ちゅうしてたらさすがにヤだけど、仲良くするくらいならよかよ?孤独にしちゃうのは可哀想やけんね」 「うー…それじゃあ、ちょっとだけなら我慢する」 千早は真白から手を離し、解放された真白は千早の頬に口付け 「ちぃ、可愛い。だいすき」 「…っ!」 真白の突然の行動に千早は顔を真っ赤にし 「ま、真白の方がオレより何倍も可愛いしっ」 「ええなぁ。ぴゅあやなぁ。なぁ?臣くん、そう思わん?」 「思う。2人ともバリ可愛か〜」 真白と千早は2人そろって照れて笑い、照れる2人を臣と雅宗はほほえましく見つめた

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