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ちぃちゃん、師長に泣きつく
千早は雅宗が後処理のために汚物処理室に行っている間に、泣きながらステーションの前へと来た
「ぐすん…ぐす…っ…う…ぅ…」
泣いている千早に気づいた宵は駆け寄り、千早の背丈に合わせてかがみ
「千早くん、どうしました?」
「怖い看護師さん来た」
「怖い看護師…って周防?そんなに怖かったのかな?」
「うん。オレのおしりに…っ…おしりに指、挿れてきたんだよ!いきなりっ」
「あー。それは…びっくりしましたよね。ごめんなさい、千早くん。先生の指示でどうしてもやらなきゃいけなくてですね」
「やるのはいい。でも、全然話を聞いてくれなくて…っやめてってお願いしたのにさ、やめるどころか指の数増やされて…っっ坐薬まで挿れられた!怖かった。怖かったーぁっ」
千早は宵に一生懸命に怖かったことを訴え、宵は千早を抱きしめ
「よく頑張りました。周防には後で指導をしておくから。教えてくれてありがとうね?千早くん」
「…ひく…っお腹…痛い…っ」
「坐薬の後、まだ出てなかったりする?」
「うん」
「そっかそっか。それじゃ一緒におトイレ行きましょうね」
「うん…ありがと」
宵と千早は手を繋いでトイレへと向かった。
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