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ハルちゃん&ナっちゃん 2

一度に自己紹介された千早は慌てふためき 「はわわ…」 そんなにいっぺんに覚えれないよ…っ で、でもとりあえず双子クンは覚えた。 慌てる千早に宵は「大丈夫」と再度声をかけ 「双子ちゃんはね、病棟でいちばん年少でハルちゃん、ナっちゃんって呼んでいるよ。人懐こい子たちでね、担当医は千早くんと同じ祖父江先生だから多分お友達になれると思いますよ。今日は2人の隣に座らせてもらいましょうか?」 「う、うん」 「千早おにぃちゃんこっちこっち」 「あー!ハル、抜けがけ禁止」 「ぼくが最初に声かけたからぼくの勝ち!」 「ちょ、こらこら。ハルちゃん、ナっちゃん。千早くんの取り合いをしませんよ。2人の間に座ってもらいましょうね?」 「「はーい」」 「2人、仲良しなんだけどすぐケンカもするから。じゃあ、僕はステーションに戻りますね」 「あ、あの…っ。師長さんっありがとうございました」 「いいえ。どういたしまして。また困ったことがあったら声をかけてくださいね」 「はいっ」 千早は元気よく返事をしハルとナツの間に座った。

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