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ちぃちゃん、すやすや
呆然としている千早のナカから実継はプラグを抜き、ナカからプラグが抜けていくと千早は喘ぐような声を漏らし
「んぁっ、あん…っ」
(わーっ恥ずかしい!今のオレの声?)
自分が出した声に照れている千早を優しい顔つきで眺めながら実継は千早のおしりとプラグのローションをハンドタオルで拭い
「今日はおしまい。よく頑張ったな?千早」
(え…。なんか声が優しい……?)
「おいで」
「?」
実継が千早に向かって両手を伸ばすと千早は首を傾げ
「な、何?」
(怖いな…。まだ何かする気なのか?だとしたらイヤだな)
千早がためらっていると実継は千早の手を掴んで自分の胸元に引き寄せ
「わわ…っえと?」
「いい子だ」
「…っっ」
(先生…やっぱりいい匂い。ガッシリしてて男らしくてカッコいい)
千早はおずおずと両手を実継の腰に回して抱きつき目を閉じた
(なんか…落ち着くかも)
千早が実継とのハグを堪能していると実継は千早の背をトントンと叩き、千早はそのトントンのリズムが心地よくてすやすやと眠りに落ちていった。
「寝たな。はじめての刺激だったろうし疲れたようだな。起こすのも可哀想だし、しばらく昼寝させるか…よっと」
実継はそのまま千早を横に抱きあげて立ちあがりカードキーをかざして扉を開けると病棟へと歩いていった
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