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第5話 え、同棲??

「部長」という一言 僕と部長以外にこの家にいたことにまず驚いた。 「やぁおはよう高峰くん、良い朝だね」 「そうですね」 ちらっとこちらを見て 「新しいペットですか?」 「んーペットといえばペットだけど、ちょっと違うかな」 へ? ペット、いやいや僕、人間、てかなに 人間以下としか見られていなかったってこと?? 「私には人間にしか見えないのですが、とりあえず言われたことはしておきました」 「彼は人間だ、朝からありがとう」 「では、私も休日がありますのでここら辺で失礼します」 「うん、また月曜日ね」 玄関で手を振って見送っていた。 言われたことってなんだ? 「さて、立ち上がって朝ごはんにするよ」 こちらに来てすかさず僕の体に触れようとしたのですくっと立ち上がり 「自分で立てます」 といい部長に案内された部屋につく。 というか部屋の数多すぎる。 まるで迷路だ、これが果たして家なのか、もしかしたらアトラクションの中で住んでるとか?? なぜかほかほかのプレートが用意されていた。 「さぁ召し上がれ」 目玉焼きにサラダ、パン、ソーセージと僕の朝ご飯+昼ご飯を組み合わせた内容だ。 それを綺麗な作法で召し上がっている。 …………。 まぁまずは食べよう。 朝起きて朝シャンして朝ご飯食べてこんな優雅な1日はない。 だいたい土曜日は12時まで寝てゴロゴロと漫画読んだり、小説読んだりしていつの間にか夜になって知らないうちに日曜日の夕方で買い物行って、知らない間に月曜日朝になってるがいつもの週末だ。 !? なんだこれこのソーセージうまい。 「黒こしょうを練り込んだソーセージなんだ、私の一押しだよ」 と説明をしてくれた。 くそぉぉぉおおお! 贅沢な暮らしめ、絶対に呪う。 ぺろりと平らげ僕はベッドルームに向かい、スーツを見つけたのでそれを着て玄関に向かった。 しかし ん? どうやって出るんだ? どうして内側に鍵がついているのだろうか。 考えていると 「どこに行くんだ? 君の家はここだろ?」 …………? 「あの、意味が分からないです」 「ああ、さっき高峰くんが言ってたこと、あれは君の家の荷物を一式こちらに置くように命じたんだよ」 はい? 頭の整理がつかない。 え、なんで? 「君はここで一生私と暮らす、もう決まったことだ」 「えっと、あの今聞こえた話だと僕がこの家に住むと聞こえたのですが」 「ああ、そうだ」 キリっとした顔で言われた。 「ぼ、僕男ですし、その同棲ってことにはならないし、それにルームシェアもちょっと………このお高そうな家では僕の給料が全部無くなるといいますか」 「ああ、その辺は心配しなくてもいい、明日君の実家に伺い、私が今後の生活も体も全てもらいますと言うからな」 この人頭おかしい。 「あの、僕の何がいいのでしょうか?」 「全部」

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