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第8話 社長もおかしいし部長もおかしい

挨拶しただけなのに社長は笑い出していた、そして 「え、なにこれこれのどこがいいの?」 「全部です、めちゃくちゃ可愛くないですか?」 「ダメだ、史哉のその発言もやばい、お腹痛い」 腹を抱えて笑い出した。 後ろに待機していた高峰さんなんかすごい引いていた。 僕はというともうなにがなんだか分からなさすぎて戸惑い部長の方向を向いていると 「はぁー過去一笑った、てか史哉のこと頼ってるじゃん、たしかに掘りたい気分になるわ」 「まぁ、そんなことで部長秘書になるので今後とも打ち合わせなどよろしくお願いしたい」 「ああ、わかった、じゃぁさっそく打ち合わせ資料作ってくれる?」 「社長、申し上げますと若林は今月中は事務の仕事を任せているため今日は私が代わりに務めます」 「うん、わかった、来月からね」 といい。 高峰と社長室を後にした。 「ごめんね、社長もああは言ってるけど本心じゃないから」 「本心にしか聞こえなかったです、どうせ僕はミジンコ以下ですのでまぁ気にしません」 「ふむ、君が他の人でぐちぐち悩むのは私の気持ちが持たないようだ」 ぐいっと引っ張られ給湯室に引きずり込まれた。 「ちょっ!? ここ会社ですよ、どこに監視カメラがあるか分からないんですよ」 「まぁね、でも………」廊下のほうを眺めていると 誰かがくるような音が聞こえ 「おわぁ!?」 給湯室の扉を閉めた。 「あれ、今閉まった? あの誰か使ってます?」 と声が聞こえたので返事をしようとしたら思いっきりあそこを掴まれた。 「ひっ!?」 声が出そうになったので口に手を置くと それを良いように揉んできたのだ。 「ちょっ……」 膨らんだそれを掌で丸めこむように上下にさする。 「んっ」 そして部長もまた興奮しているようで股間を尻につけていた。 再びコンコンコンとノックしてきた。 !? くそ、男とはいえ、男の手で感じてしまう日が来てしまうとは………どうしたらいいんだ。 腰が勝手にもぞもぞと動いていると 「どうした? 誘ってるのか?」と言ってきた。 こいつまじ殺す!! ぶるぶると首を振り 「あの、開けますよ」と外の輩は言ってきたのだ。 ガチャっとドアノブが下に下がった。 「んんんっ」 「おわっ、びっくりした」 「すまないね、少し湯を沸かしていた」 部長が外にいた、男性社員にそう声をかけた。 「ああ、部長でしたかなら開けておいたほうがいいですよ」 「そうだね、すまない、お湯を使うなら使って良いからな」 「助かります」 僕はドアが空いた瞬間に走ってトイレに駆け込み、イク寸前だった精液を放出した。 「はぁはぁ……まじ最悪」 その日からセクハラまがいなものは続いたのだった。

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