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確かにそれなりにお酒を飲んではいたし、先輩自身も勃たないかもなんて言っていた。
しかし、俺の口の中で質量を増していく先輩の屹立。
声も切羽詰まってきて限界が近いのを感じると俺も嬉しくなってきた。
「タぁっ、クっ……ちょっ……離っ!!」
言われて根元を手で扱きつつ、むしろ亀頭を強めに吸う。
「なっ!バっ!!ーーー〜〜〜っ!!」
仰け反るようにビクビクと震えて先輩が欲を放つのをただ口で受け止めた。
口の中に広がる何とも言えない青臭さと嘔吐 きそうになる苦味。
「アホかっ!!ノンケが何、無理してんだよ!吐けっ!!」
先輩が息を乱しつつもティッシュの箱を投げてきて何とか飲み込む。
「は?」
起き上がりつつ、俺の喉が動いたのを確認した先輩はベッドの上で胡座をかいて深いため息を吐いた。
「あのなぁ……」
「だから、本気なんですよ!」
「ふーん……」
俺は真剣なのに、先輩はピクッと眉を動かして俺に背を向ける。
体を伸ばして手にしたのはローションのボトル。
そのフタを開けると、先輩はタラタラと手のひらに垂らした。
そして、俺の目の前で大きく足を開いてその手を自らの後孔へとやる。
「なっ……」
俺が驚いていることに気づいているらしく、フッと笑っていきなり二本を中に埋めると吐息を漏らしてこっちを見た。
「見えるか?こんなトコに挿れんの!こんなんにお前挿れられる?ガンガン腰振って俺のことクッソ気持ちよくしてくれんの?」
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