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服を剥がれてお互いに全裸のまま狭い浴槽に足を踏み入れた。
軽くシャワーを浴びてボディーソープを手にした先輩はためらうこともなくその手を自分の後ろにやる。
壁に手を付いてこっちに見せつけるように指を埋めるそれを俺はどんな気持ちで見たらいいのかわからなかった。
なのに、俺の戸惑いなんて無視して先輩はどんどん準備を進める。
シャワーを止めて軽く息を弾ませた先輩がこっちを見ているのがわかったが、俺は先輩を直視できない。
ネットで調べて俺がやってみた準備なんて全然甘かったことを知った。
「タクもやるならもっとこっちに来い」
先輩は慣れたように手招きをする。
ためらっていると、先輩はフッと鼻で笑った。
「ならビビって逃げ出せ」
言われて首を必死に振ると、先輩はギュッと俺に抱きついてくる。
「めっちゃ緊張してんな?」
「当たり前ですよ」
「女と違って男はすんなりセックス!なんて無理だ。いい雰囲気になったって準備は要るし挿れるとこじゃない場所に受け入れる方の負担はデカい」
言いながら先輩の手が俺の腰から尻に移動してピクッと跳ねてしまった。
暴かれたこともない双丘を左右に広げられてその固く閉じた後孔にボディーソープを纏った指が添えられる。
ギュッと身を固くすると、先輩はクニクニとその入口を確かめるように押した。
ビビって萎えてしまっていた俺のモノを咥えられて驚いているうちにツプンと指の先が挿入される。
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