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「ひぅっ!!」  感じたこともない異物感とピリッとした痛みに竦み上がってしまった。  でも、指はそこで動きを止めて先輩の小さな口が俺の先端から根本へと舌を這わせながら降りてきて玉までも含まれてしまう。  チロチロと動く赤い舌。  俺の様子を窺うように見上げてくる大きな目。  ズクンと疼きを感じて俺は単純過ぎるほど張り詰めた。  その屹立にチュッとキスをしてから先輩は大きく口を開けて咥え込む。  熱くねっとりと絡みつく口内の気持ち良さにグッと堪えた。 「力入れんな」  口を離してペチペチと太腿を叩かれて先輩を見下ろす。  先輩は笑うとまた俺の昂りを飲み込んだ。  根元を緩く扱かれながらジュブジュブと音を立てられて思わず腰も揺れ始める。  美玖には決してやらせなかった行為だが、先輩のその姿は見ているだけでも一気に興奮を煽られる気がした。 「っ……くっ……」  その間に後ろも指を進められて呻く。  今度は止めてくれなくて指が埋められていくのを感じて逃げ出したくなった。 「我慢しないで声出せ。で、何なら気持ち良くなってろ」 「っあァ!!」  グリッと指が内壁を押して、自分でも聞いたことのないような声に一気に羞恥心が高まる。 「へぇ、いい声すんな」  ニヤリと笑った先輩にグルッと向きを変えて壁に押し付けられた。 「え?」 「まだまだこれからだぞ」  先輩の言葉に涙が滲む。  散々好きに嬲られて喘がされて……準備だけで俺はグッタリで、息も絶え絶えになってしまった。

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