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「……このドS。覚えてろよ。お前……」  しばらく意識を失っていた先輩は目を覚ますとジト目をこっちに向けてくる。  でも、その目はまだトロンとしていて、涙の跡もはっきり残っていた。  グッとくるものを堪えてその小さな頭を撫でながらキスをすると、先輩はダルそうに身体を転がす。 「シャワー浴びますか?」 「ん、タクが運ぶならな」 「もちろん」  掠れた声を心配して冷蔵庫にあったお茶をグラスに入れてくると、先輩はこの部屋に来た時のように腕をこっちに伸ばしてきた。  起こして口元にお茶を運ぶ。  動く喉を見つめて、口が離れた瞬間に冷えたその唇にキスをした。 「んっ……ふ、はぁ、ァ……」  また熱を帯びそうなのを感じて離れようとするのに先輩に腕を回されて引き寄せられる。 「グチャグチャついでにもっかいヤっとくか?」  笑いながら大きく足を広げられて、その蕾から俺の白濁が溢れるのが丸見えになった。  ゴクッと喉を鳴らすと先輩は誘うようにうつ伏せになって尻を上げる。  濡れた後孔がヒクヒクと妖しく動くのを見て、俺は煽られたままにそこに楔を突き立てた。 「ンァっ、あっ……はぁ、っっ!!」  こんな受け入れて乱れる自分はまだ想像したくはないし、あの引き攣るような痛みを思い出すだけで竦み上がりそうになる。  でも、ただ先輩を抱き締めてゆっくり想いを伝えるだけなんて淡い純情な空想も、このエロい先輩を前にしては無理な気がした。

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