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119、第15話「★ヤバい」
城くんによって送り届けられた先輩のアパート。
なぜか俺も降ろされて首を傾げる。
「あいつはマジで質悪いからここで決めろよ」
「わかりました!ありがとうございます」
なのに、先輩は頭を下げて、俺は更に理解ができなかった。
「どういうことですか?」
聞いても答えてくれず、先輩はただ城くんの車が去っていくのを見送る。
やっと城くんの車が見えなくなると、先輩は俺の腕を掴んだ。
「え?」
そして、そのまま先輩の部屋へと連行される。
ドアを締めてそのままドアに背を押し付けられて、さすがに感じる先輩の雄感にドキッとした。
「いや……何、で?」
「明日、タクは休講で大学は行かねぇんだよな?」
ニッと笑いながらシャツの中に手を入れられて跳ねる。
「え、言いましたっけ?」
「城さんに聞いた」
いつの間に?その言葉は先輩のキスによって口から出ることはなかった。
玄関で靴も履いたまま、カバンだって肩に掛けたままなのに深く口付けられて簡単に溶かされてしまう。
「ちょ、待っ……」
何とか逃れて止めようとするのにむしろ、カバンは落とされて服は捲り上げられた。
そのまま胸に口を付けられてゾクッと背筋を粟立たせる。
「しょっぱ!」
「汗かいてるんだから当たり前でしょう?」
ペロッと舌を出して見上げてくる先輩はズルい。
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