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風呂場に連れ込まれた俺は久々に準備までされて恥ずかしさで悶え死ぬかと思った。なのに、
「挿れるぞ」
いいなんて言っていないのに、先輩はバスタブに俺の手を付かせて腰を引き上げる。
「先ぱ……っ」
振り返ろうとすると、ひんやりとするローションを後ろに掛けられた。
そして、押し当てられたモノの熱さに思わず腰を引く。
「逃げんなよ」
グッと腰を押さえられてそのまま先が少しめり込んだ。
割り拓かれるその感覚は何度経験してもゾクゾクと背筋に何かが走り抜ける。
「ちょっ、もしかして……」
「お前にもたっぷり注いでやるよ?」
「待っ!!」
「待たない。お前はいつもそれだな」
グプッと一気に押し込まれてその圧迫感に呻いた。
いつもより熱いと感じるのはゴムを隔てていないからか?
ナマの締め付けはヤバいとつい先日味わったばかりだが、まさかこんなすぐに俺までヤられるとは。
「いっぱい啼かせてやるな?」
「や、ヤダ!!」
既に涙が滲んでいるのを必死に堪えるが、先輩は指で俺の背中をスーッとなぞってくすくすと笑う。
「そんな締められるとイくけど?早く出して欲しいのか?」
少し引き抜いてグッとまた押し込まれて思わず声をあげた。
響く風呂場で聞くのは恥ずかしさが増す気がする。
なのに、なぜか最初からドSモードになっている先輩は口の端を上げてパチュンと勢いよく打ち付けて笑った。
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