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 その先輩の目を見てしまってドキッとする。  雄々しいその姿にドキドキは止まらなかった。 「イかせてやろうか?」  ふわりと笑った先輩は俺の両脚を開いてその間に身を置く。  悔しいし、恥ずかしいがもう堪えられなくて頷くと、先輩はフッと笑った。  なのに、すぐには触れられることもなく太腿に手を付かれて大きく脚を広げられたままじっと見下ろされる。 「照れてんの?」 「そりゃ、恥ずかしいに決まって……」  顔を背けたのにチュッと膝にキスをされて、視線を戻してしまった。  じっとこっちを見た先輩は笑いながら内腿にズレていって脚の付け根にまでキスをする。  ヘソにも唇を付けて、また下腹部へと降りてきて……なのに肝心のモノには触れてくれない。 「何?」  ニヤリと笑ってこっちを見てくる先輩にただ目で訴え続ける。  それなのに先輩はチュッチュッと音を立ててあちこちキスをするばかりでその手も口も触れてはくれなかった。 「も……」  むしろ、腰を浮かせて先輩の方へと近づけてしまうと、先輩はやっと人差し指で俺の屹立をなぞる。  何てことはない刺激のはずなのにそれだけでビクンと跳ねてしまうのは焦らされ過ぎたからか? 「ヤ……」 「うん。いい表情(かお)してるぞ?」  先輩は俺のモノを掴むとチュッと先端にキスをして大きく口を開けた。  熱い舌が絡んで、ねっとりと包まれる感覚にゾクゾクと背筋が粟立つ。 「ん……ふ……っ」  やけに気持ちよく感じて甘い吐息を漏らしてしまった。

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