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荒い呼吸を繰り返して脱力する。
なのに俺の目に滲んだ涙を拭って先輩は満足そうな笑みを浮かべていた。
「も……挿れて……さい、よ」
声も掠れて、身体は続けてイかされたからか怠さもある。
でも、俺の後ろはもっと熱くて太い先輩の楔を求めていた。
恥ずかしさで悶え死にできそうなほどヒクついているのが自分でもわかる。
最初に一度だけ挿れられて……でも、動きもせずに抜かれた剛直。
手を伸ばしても触れられなくて、上に居る先輩の腰に足を絡めて引き寄せる。
やっと下腹部に当たるその硬さを確認できて、嬉しくなってしまった。
―――これが欲しい。
思うのが止められない。
「んー?そんな欲しいのか?」
「欲し……」
先輩を見つめると、先輩はキュッと口を引き結んでから大きく息を吐いた。
「お前なぁ……止まんねぇぞ?」
「いいから……もう、思いっきり……」
何とか強請ると、先輩はローションを垂らしてから俺の後孔に先端を押し当ててグッと先を埋め込む。
ピタリとハマっていくようなその密着感が嬉しくて吐息を漏らすと、先輩はそのまま奥まで貫いてきた。
「あ……やっと……」
思わず微笑んでしまうと、すぐに腰を引いて更に一気に打ち付けられる。
「んぅ"っ!!」
仰け反る俺を抱き締めるようにしっかりくっつかれて……でも、下半身はもう止まることもなく揺さぶられ続けた。
急激な刺激に足を突っ張らせて爪先でキツくシーツを掴む。
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