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 俺も大学の前期テストに追われて、先輩も仕事に追われて……メッセージのやり取りさえ送られてきたのを俺が返す頃には先輩はもう寝ているというすれ違いの生活。  それでも、金曜の夜から土曜は共に過ごした。  さすがにこのテスト期間は日曜日はもう昼で帰っていたが。  金曜は帰ってきた先輩と作っておいた夕飯を食べて一緒に風呂に入ってイチャつきながら幸せを感じる日々。  クーラーの効きが悪いとかあまり声を出すと周りに丸聞こえだとか……不便があったり、ちょいちょい意地悪をされて無駄に悶えさせられたりはするが。 「明日、何食いたいですか?」 『タク』 「っ……そういうエロ親父みたいなこと言うの止めて下さいって」  ゴンッと机に頭をぶつけてスマホも落としそうになる。  電話の向こうで笑っている先輩はどうせ本当に嬉しそうにニヤニヤと顔を緩めているのだろう。しかも、 『だって……シたいだろ?』  どうしたって頷かせようとしてくる先輩。 『……俺の挿れずにオモチャでクソほど啼かすぞ?』  それでも黙っていると先輩は声を低くした。  しかも、ゴトゴトと音がして本当に色々物色して準備を始めていそうで慌てる。 「なっ!ちょっ!!変なのは止めて下さいよっ!!」 『変なのじゃねぇよ!キモチイイのだろ?』 「なっ……っ」  最近本当に電話でもやられっぱなしで……俺は先輩に全く敵わない。

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