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「んっ、は……あぁっ……」
「タク、声」
ペロペロと後孔を舐めて解しながら前もゆっくり手を動かされていて、そんなの耐えられる訳がない。
「や、無理っ……」
頭を振っても先輩は止めるどころか尖らせた舌先を中に押し込んでから引き抜いてピチャピチャと音を立てる。
声を出して喘ぐことさえ咎められて、腕も動かせないから口も耳も押さえられなくて、ただ堪えるなんて……。
「っ……クソ……」
グッと噛み締めて目を閉じると、先輩は笑いながら俺の頬に触れてきた。
「こっち見てろよ。お前のその必死な顔がいいんだから」
「ーーーっ、ドS……」
「うん、いっぱい泣かせてやるよ?でも、一回ヤったら攻守交代な?」
悠然と笑うその姿は色気が凄過ぎる。
「本気、なんですか?」
「うん、お前にされるのは嫌じゃねぇし!イジメられた分、必死に仕返しして来ようとするのはクる」
「っならもう代わって下さいよ!」
バタバタと暴れると、先輩は俺の両膝を押して伸し掛かってきた。
「だから、まずはイジメてやるって」
「ちょっ……」
「このベッドも処分するしさ!ナマでしまくってグチャグチャにしちゃうか?」
「ーーーっ!!」
笑った先輩に一気に貫かれて仰け反る。
あまりの圧迫感に叫ぶことさえできなかった。
かわいい顔をしているクセに雄感満載で、容赦のないドSっぷりに翻弄される。
なのにその後は激しく突かれなくて、焦れた俺はゆっくり泣かされた。
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