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第14話
さすがの結心も最初から突っ込もうとは考えていない。
これで苦痛が酷かった場合、二度と繋がれない可能性だってある。
壮五が頑張っている間、結心はスマホで男同士のセックスについてを再度調べた。
頭の中でイメージをして、ウンウン頷く。
そんなことをしているとはやくも二十分が経っていて、少しよろけながら壮五が戻ってきた。
「大丈夫? 出せた?」
「……ん、もう何も出ない……」
結心は倒れ込んできた壮五を抱きとめ、背中をトントンと撫でる。
「風呂に運んでいい?」
「……いいよ」
「よくなさそうな顔してるけどぉ」
「ここでやめたら、さっきの俺の頑張りが無駄になる……」
壮五はそう言うと結心の首に腕を回した。
結心は壮五を抱えて立ち上がり、脱衣所に移動する。
「服脱がせるよ」
「っ、お、お前も、脱いで」
「うん」
結心は恥じらうことなく服を脱ぎ、続けて壮五も全裸にしていく。
壮五は股間を隠しながら浴室に入り、結心も後ろを続いた。
したことがあるのか、やり方を知っていただけか、結心はササッとシャワーヘッドを外し、ホースだけにしてぬるま湯を出す。
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