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第31話

■ 帰宅した二人はすぐにお風呂に入った。 結心はしっかりと濡れていたので、壮五は「ありがとう」と「ごめん」をたくさん伝え、自分の代わりに濡れた結心の髪と体を優しく洗う。 「壮ちゃんが濡れなくてよかったよ」 「ありがとう」 「いいえ。ところで壮ちゃん、今日は遅いからやっぱり……やめとく?」 「!」 結心の手が壮五のお尻を撫でた。 今日は金曜日。結心の待ち望んでいた日。 「いいんだよ。お仕事も疲れたでしょ。」 「……ううん。結心にばっかり我慢させたくない」 「ん〜? 気が乗らないならしないよ。それでセックスしたって気持ちよくないじゃん?」 結心は優しくそう言って微笑んだ。そんな顔をされると疲れていたのに、全部吹っ飛んでいく。 「ん……」 壮五は結心にキスをして、チロっと結心の唇を舐めた。そうすると彼は目を細めて口を薄く開け、入ってくる壮五の舌を拒むことなく絡める。 「はぁ……壮ちゃん? どしたの」 「んっ、は、ぁ……」 少し熱を持った甘い目で見られ、結心はドキッとして壮五を抱き寄せる。 「エッチしたくなった?」 「う、ん……結心と、シたい……」 「よろこんで〜!」 結心はそれから壮五の髪と体を洗ってやり、壮五が準備してくるとトイレに駆け込んで行き、戻ってくるまで待った。時々湯船に浸かったり、暑くなって出たり。そうしている間に壮五は戻ってきて、中を綺麗に洗う。

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