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第31話
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帰宅した二人はすぐにお風呂に入った。
結心はしっかりと濡れていたので、壮五は「ありがとう」と「ごめん」をたくさん伝え、自分の代わりに濡れた結心の髪と体を優しく洗う。
「壮ちゃんが濡れなくてよかったよ」
「ありがとう」
「いいえ。ところで壮ちゃん、今日は遅いからやっぱり……やめとく?」
「!」
結心の手が壮五のお尻を撫でた。
今日は金曜日。結心の待ち望んでいた日。
「いいんだよ。お仕事も疲れたでしょ。」
「……ううん。結心にばっかり我慢させたくない」
「ん〜? 気が乗らないならしないよ。それでセックスしたって気持ちよくないじゃん?」
結心は優しくそう言って微笑んだ。そんな顔をされると疲れていたのに、全部吹っ飛んでいく。
「ん……」
壮五は結心にキスをして、チロっと結心の唇を舐めた。そうすると彼は目を細めて口を薄く開け、入ってくる壮五の舌を拒むことなく絡める。
「はぁ……壮ちゃん? どしたの」
「んっ、は、ぁ……」
少し熱を持った甘い目で見られ、結心はドキッとして壮五を抱き寄せる。
「エッチしたくなった?」
「う、ん……結心と、シたい……」
「よろこんで〜!」
結心はそれから壮五の髪と体を洗ってやり、壮五が準備してくるとトイレに駆け込んで行き、戻ってくるまで待った。時々湯船に浸かったり、暑くなって出たり。そうしている間に壮五は戻ってきて、中を綺麗に洗う。
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