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第38話
「え、ぇ……? ──っあ゛!?」
「っはぁー……」
そして、グチュグチュの後孔に、またペニスが挿入ってきた。
壮五は咄嗟に枕を掴み、そこに顔を埋める。
「うぅ〜っ! んっ、ふぅッ、う゛ぅッ!」
「は、壮ちゃんごめん、もうちょっと付き合って」
「あっ、あ゛ッ! ゃ……っふ、かいぃ……っ!」
奥の壁をゴンゴンと強く刺激され、気がつけば壮五はそこで絶頂していた。
「や゛っ、あぁっ、あ……っぁ、や、やめ、ゆぅ、結心っ……」
「頑張って〜」
「ぉ゛、ぁ……」
「気持ちいいねぇ」
「あ……ぁ……っん、ぁ……」
壮五はもう口を閉じることも出来ず、ポタポタと唾液を零している。
そして暫く激しい律動が続き、何度目かの絶頂で一際深く結心のペニスが入ってきて、壮五は完全に意識を飛ばした。
結心は壮五の中でゴム越しに射精すると、幸せそうな表情で壮五の隣に寝転がり、気を失っている壮五の頬にキスをする。
「可愛い〜。すんごい泣いてたんだね。涙の痕残ってる。頑張ってくれてありがとねぇ。」
ベロッと痕を舐めて、半開きの口にキスをする。
それに応えてはくれないが、結心の満足いくまで濃厚なキスをした後、壮五を強く抱き締めた。
『こんなに満たされるセックスは、壮ちゃん相手の時だけだなぁ。』
結心はそう思いながら、眠る壮五に「愛してるよ〜」と伝えた。
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