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第48話
「あら、どうしたの、今日も甘えたモード? いいよぉ。俺、壮ちゃんに甘えられるの好き。」
「……安心したら、くっつきたくなった。」
「へぁ……可愛い……素直に全部言っちゃうの素敵」
「結心もなんでも言ってくれていいから」
「! 愛してるよ!」
「ふふ、うん。俺もだよ」
二人は笑いあって、さあご飯にしようと食事の準備をした。
「そーちゃんはさぁ、俺の事どう思う?」
「は? それってどういう質問?」
突然結心がそんなことを聞き出す。
時々好きとは伝えているし、さっきもそう言ったので、彼が求めているのはそれではないように思える。
壮五は首を傾げ、サラダをお皿に盛り付け、テーブルに置いた。
「あー……見た目の話。」
「見た目……?」
ジッと結心を見る。
見た目に関しては相変わらず、綺麗で男らしい。
「えー……かっこいいよ。顔は整ってるし、身長もある。服着てるとわかんないけど脱げば腹筋も割れてるし……。」
そして話をしているうちに、ついこの間のことを思い出した。
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