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オフショルワンピースを纏った、一瞬女かと見間違うぐらいの華奢な人物が、いかにも不慣れそうに時折、通る人に客引きしていた。 いた。 その言葉が漏れそうになり、すぐさま口を引き結んだ。 送られたデータに載っていた写真よりも頬こけている印象を受けたが、間違いない。 「どうでしょうか······」 自信なさげに通行人に声を掛ける対象に近づいた。 こういった所だからだろう、背後の派手な色合いの蛍光灯に照らされた衣装が透けているようで、ただでさえ股間が見えそうなほどの丈の短いスカートを穿いているのに、これでは意味がなさない。 そんなところをある意味魅入ってしまっているのは、近づいた途端感じた、彼から振り撒いているオメガのフェロモンのせいだろうか。 こんな所でアルファの本能を剥き出しにしてしまっては、時間をかけて虜にしてから孕ませる計画が台無しになってしまう。 下唇を噛んだ。 「あ······あの······お客様、でしょうか······?」 おずおずと身長的に俊我を見上げる形で様子を伺った。 ゆっくりと口を開いてから、深呼吸した後、「ああ」と短く返事をした。 ほんの少しだけ目を開いた。 何故、驚いたような顔をするのかと疑問に思っていたが。 「案内、します」 こちらの顔を見ないようにして、その娼年は店内へ入っていく後をついて行った。

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