80 / 177

80.※性行為

激しく擦りつけ、かと思えば、ソフトタッチをしてみせる。 愛賀にとってはイイところを強く刺激されて、口をだらしなく開いてしまうほど快感を得ていたというのに、優しく触れられた途端、もどかしそうにしていた。 それでも身体の方は素直に反応しているようで、止めどなく零れさせてはシーツを汚していった。 「ふ⋯⋯っ、んぅ⋯⋯もっと、はげしく⋯⋯して⋯⋯っ!」 「優しくされるのが好きじゃなかったのか?」 「だって、だってぇ⋯⋯ッ、きもち、よ⋯⋯くぅ、なった気が⋯⋯しない、ぁ⋯⋯!」 「嘘を吐くな。俺の指を締めつけて離さないくせに。⋯⋯じゃあ、分かった。お前の望み通りにしてやるよ」 「あ⋯⋯ぁ、あぁ⋯⋯ッ!」 潰すぐらい強く擦り、細い足首から離した手の方は本人は気づいていないかと思うほどだらだらと垂れる白液を纏った愛賀のを掴んでは、その精を塗りつけるように上下に扱いた。 「あぁ⋯⋯ッ! あっ、あぁ、あ⋯⋯ぅっ!」 シーツを掴んでいた愛賀はその言葉にならない快楽から逃れようと足をバタつかせているが、無意味な抵抗で、雌のように啼いては絶頂に達していた。 ちょうどいい頃合いだろう。 もっと俊我のものだと分からせてやりたいところだが、俊我も限界であった。 捕らえて離さない指を無理やり引き抜き、啼いて、肩で息をする愛賀をうつ伏せにさせ、自身の方に臀部を向けると、ズボンを下ろし、限界に膨れ上がった自身のを寛げさせた。 ピクピクと震わす愛賀の臀部を触れるか触れまいかの程度で触ると、ビクビクッと大きく震わす。 「もう、もう⋯⋯っ」 「堪え性のない奴だ」 臀部全体を二度撫でた後、躊躇することなく受け入れさせた。 「あ⋯⋯っ! あっ、あッ、は⋯⋯っ、あっ、ふっ、ん⋯⋯っ」 ゆっくりと根元まで挿れ、俊我のだと嫌でも分からせると、激しく突く。 肉と肉がぶつかり合う音、オメガ特有の溢れた愛液のぐちゅぐちゅとした音が、俊我のを興奮させる作用をもたらした。 「あっ、あっ⋯⋯! あぁっ、は⋯⋯ぁ、ん⋯⋯ッ、あぁ! はぁ、んッ!」

ともだちにシェアしよう!