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第2話 偵察

「聞き出したい内容は以上だ、ご苦労」 「お前なんでここまでして陛下を暗殺したいんだ?」 「お前には関係ない」 「そうかよ」 俺は立ち上がり男の拘束を解いた。 首に針を近づけ薬を盛った、気絶して倒れたので俺の痕跡を消し外に出た。 まぁ城門の情報なんて必要ないがもしこの男の記憶が飛ばずに情報が流れてしまった時ようのフェイクだ。 しかしこの街は夜でも明るいな、暗闇で進よりかは楽だが。 城壁を乗り越えあっという間に敷地内に入った。 情報が更新される前に動く。 さきほど教えられた衛兵の数と配置は一致している。 嘘でも言っておけばいいものを。 天井に忍び込み中の様子を見る。 陛下の部屋は城の奥だ、その手前には家臣もいる、ゆっくりと進みベランダにつくと すでに寝台にいた。 殺すなら今。 不用心にも少し空いたベランダの窓から中に入りナイフを片手に頭へと差込んだはずだった。 「は?」 思わず声を漏らしてしまった。 自分が宙を舞い王のにやけている顔が目に映った。 そしてそのまま寝台に顔を突っ伏した。 「うっ………」 ギリっと手を後ろから拘束されて耳元で 「何者だ」と呟いてきたのだ。 まずい、どうにかして逃げなければ。 「動くな」 ギリっと捕まれた手は痛む。 「っつ」 「静かにしていろ、騒げば衛兵たちがここに雪崩れ込んでくるぞ」 こいつなにを言ってるんだ? 普通はその方が安心するだろ。 「私がか弱く見えたのであればそれは検討違いだったな」 「ひぃ!?」 なぜか分からないが男は耳を噛んできたのだ。 そして下半身に違和感が。 「暗殺者を痛めつけるのは私だ」 その低い声に体がビクっとした。 「ほぉ、可愛い反応だ、だが私を狙ったことを後悔しなさい」 ぎゅっと男の大事な部分を握られたのだ。 「うっ……あんた王でありながら変態か」 「ほぉ、そのような言葉は知っているのか、しかし残念ながら私はそんな可愛いものではないぞ」 !? その意味を理解するのは一瞬だった。 ゴリゴリと押しつけてくる固いものの正体はあれだ。 熱を持っているそれは露わになった俺の尻穴に擦りつけピタッとつけてはまた擦りつけの繰り返しをしている。 「………くそっ」 ズブンっと体の中に無理矢理入ってきた。 「うっいった…………」 「処女かと思っていたが意外と入るものだな、まさか誰かに抱かれたのか?」 腰を振り寝台が軋む。 くそっ………。 まさか暗殺しにきた人間に掘られるなんて思いもしなかった。 これはあいつの得意分野ではあるが俺のではない。 早くここから脱出しないと しかし王はそれを許さなかった。 「ひっ………」 ビュルルと中に出され思わず腰がガタガタと震え俺もイってしまったのだ。 「はぁはぁ……」きっとこの男も疲れているはずだ。 ぐるんと足を絡めどうにか体勢をと思ったが足を持ち上げられ 「どうした、お前はこの体位が好きなのか?」 ……いやだ、なんだこいつ!! 

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