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第3話 事後

暗殺は失敗どころかパコパコとずっと掘られている。 これ以上したら腰が立たなくなる。 「やっダメ、イク」と声を出すと根元を紐で結ばれお預けを食らわされる。 「まだダメだ、私がいいというまでは」 「あっ、、、、」 片足を持ち上げられいいように腰を振っているこの国の王は男も抱けることを脳内に刻んでおかなければいけないと感じた。 「はぁはぁ……」 「急に静かになると私が下手なのかと思っちゃうぞ」 無の感情を意識しろ、なにも感じない、感じてない。 「だんまりか、まぁいいだろ、なら体に聞くとしよう」 ぬちぬちとゆっくり動き奥を突かれる度にイきたいと思ってしまう、しかし縛られているし発散ができない。 正直きつい。 「(おやおや、無の境地に入ったかさすがは手練れな暗殺者だ、しかし体は私を求めているようだ、中は私を離さんばかりに絡みついてきてお腹もきゅうきゅう締付けてくる、素直になれないところを見ると訓練されているのか、はたまた感じていてもそれを表にださないのか、なら)」 きゅっ。 !? 思わずそちらを見てしまうと乳首に手が這い指でコリコリと尖った乳首を転がしていた。 「くっ」 「おや、どうした感じたのか? 中が震えているぞ」 「くっ………」 感じたくない、でもいっそこの王を満足すれば解放されるのではないかと頭によぎった。 あの男のやり方を真似するしか。 少しずつ、無の境地から出なければ作戦のうちだとバレてしまう。 しかしこの男俺に声を上げさせたいのか悪戯が多いな。 両手で乳首をコリコリとしてきてさすがに甘い声を出した。 「あん//」 「ほぉ、可愛い声で鳴くのだな」 興奮したのかお腹の中にいるそれは大きくなった。 「はぁはぁ……うっ……」 しかしそこに新手がきた。 「王、お休みのところ失礼します」 従者は寝台の部屋まで入ってきていた。 布を被せ俺を見つからないようにしていた。 なぜ? 「なんだ?」 「さきほど、衛兵が1人何者かに襲われすぐさま兵の位置を変更したいのですが」 「かまわない」 王は俺から離れた。 好機だが、落ち着け誰もいなくなってからだ。 気配が完全に消えたことを確認して布から出て破かれた服を着てベランダに出た。 己が真っ赤になって血がにじんでいたのでそれをまず解放した。 「うっ………」 破れた服でそれを発散し、侵入した時に見つけた小部屋で持ってきていた荷物を取り出した。 もう一着の忍び服だ。 体の中にある精液が気持ち悪い。 ズクンズクンと腹が悲鳴をあげている。 城内に忍び込んだのに出るというのも面倒だ。 しばらく地下にでも身を潜めるか。

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