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第4話 依頼主

それよりもあの衛兵の男、俺の薬が効かなかったのか? そこで記憶がなくなった。 誰かに薬を盛られさらには暗殺者である俺を拉致したらしい。 背後に立つなんてそれこそあの王じゃないかぎり気配は察知できると思っていたのだが。 冷たい水がかけられた。 「うっ………」 目を開こうとするが明るすぎる光に視界がぼやけた。 「起きましたよ」 「やぁ、暗殺者くん」 俺のことを知っているだと? 立ち上がろうとしたが椅子に固定されているようだ。 「君に依頼した男だ、分かるかな?」 「文面だけのやりとりであなたが依頼主だというのは分かりかねる」 「だろうな、しかし君話を聞いていた以上にいい顔をしているな」 「女と間違えたのであれば………なにを………」 冷たいぬるぬるとしたものが顔にかけられた。 「うっゲホっ」 「君は王に見つかり暗殺を失敗したならそのお仕置きは必要だと思わないか?」 仕置き、こいつら王の暗殺が目的ではないのか。 それに話がやけに引っかかる点がいくつもある。 こいつらの本当の目的とはなにか。 「例のやつを」 ゴロゴロと持ってきたのは先端に男のあれがついていて電源を入れればそれは動いた。 「へ?」 「たしかここは」といい近づき俺の尻穴に指を入れた。 「おっと、だれかのお手つき済みかな?」 「ふざけるな!! これは契約違反だぞ!!」 「それを決めるのは俺たちだ」 にやっと男は笑った。 !? 3本の指でめちゃくちゃに掻き回される。 「おお、反応してくれるのか」 さっきといいこの国はおかしい。 コリっと膨らむところに爪が引っかかると腰が浮いた。 「ひっ……」 腕の鎖はガチャガチャと音を鳴らしどうにか逃げようと腰を引くがどうにもできない。 「はぁはぁ……」 例の機械は俺の尻穴にゆっくりと挿入されカシャカシャとリズムよく動き出したのだ。 「ひっ……んんっ」 何度も深くない、浅いところを出たり入ったりして亀頭あたりが前立腺を擦る度に射精もこみ上げてくる。 「あっんんっ」 やばい、声が。 「これで完全に落ちますよ」 鼻をつままれ青い液体を飲まされた。 吐き出すにも自由がきかない体にその液体を受け入れてしまう。 「飲みましたね、えらい、えらい」 ズキュンっと感じたことがない快楽がこみ上げてきた。 体がガクガクと震え上がり小刻みに揺れ人間のではない玩具にすがる。 「ほぉー良い感じになってきたな」 はくはくと口が動き腰が浮く。 男は機械をどかし立派になったそれを俺の中に入れた。 「素晴らしいと思うぞ」

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