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第10話※受優位

「大丈夫だ。目先の快楽しか見えないよう、また魔法をかけてやろう。感度上昇に、今度は持続力も加えるか……」  その指先からまた魔法の類いを放出しているのか、まだ萎えている股間をいきなり掴まれて扱かれても、強烈な刺激を感じてしまう。  そして何より、今すぐにでもセックスできるくらい、もう言い訳なんてできないくらいにチンポがそびえ立つのにそう時間はかからなかった。  フェラなんかじゃとてもじゃないが満足できなかった。ここからが本番。  そう言わんばかりに不敵な笑みを浮かべるメアさん。  俺の股間に跨ると、我慢汁ダラダラの屹立の先端を、本当にアナルにヌルヌル滑らせて、それを潤滑剤代わりにいよいよ腰を落としていく。  メアさんの恍惚とした吐息と共に繋がった瞬間、アナルセックスのあまりの衝撃に目の前に火花が散ったかのような錯覚にさえ襲われた。 「ン、うッ……ふうぅぅ……。ほうら、貴様のデカチンポが俺様の中に根元まで挿入ったぞ。見えるか?」 「ひッ、ひ、ぁ……うそ……」  何だこれ!? 括約筋がギュウギュウ締まって俺を離すまいとして、温かい直腸の肉襞は安いオナホなんて比にならないくらい吸い付いてくる。  まるで俺のチンポの形を覚えようとしているかのように蠢いて、どこまでも挿入りそうで、メアさんの方から俺の専用オナホになろうとしているみたい。  ヤバい! 性欲は嘘を吐けない! 耐えられない!  まだ挿入ったばかりなのにめちゃくちゃ気持ちいい!  何でだ、お尻でしてるのに、男同士でしてるのに、どうしてこんなに息が荒くなって汗が噴き出てくるんだ!? 「フフッ……これでもう童貞ではないな琢朗。動くぞ」 「え……? あ、ちょ、待って、今動かれたらっ……!」  心身の準備もできていないところを、メアさんはペニスが抜けてしまうギリギリまで腰を上げ、またバチンッと下ろした。  これが、騎乗位……。  たまに根元まで挿入ったまま楽しそうに腰をくねらせていて、俺の様子を伺っているようだ。  いちいち摩擦の刺激がたまらない。

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