実際に挟んでみると、立派に鍛えられた胸筋の弾力と温かさは、オナホ類とは天と地ほどの差があるくらい違う感触だった。 　ずり、ずりとゆっくり腰を動かしてみると、筋肉と少しの脂肪に包まれた息子がドクドクと脈打つ。 　メアさんは大人しくパイズリされているのも暇なようで、俺の先っぽを躊躇なくぱくりと咥えてきた。 「んッ……うむ、じゅるっ……れろ、れろぉ……」 　俺の先っぽを熱い舌で舐めてくるが、精子も混ざった大量の我慢汁を舐め取っては、どんどん溢れてくるのでその繰り返し。 「う、あ……メアさっ……ごめんなさい……我慢汁っ、止まんないっ……ふあぁ、メアさんの雄っぱいも舌も熱くて気持ち、いいっ……」 「それくらい気にするな……ごく、ごくんっ……琢朗の先走りは俺様にとってはうまくて仕方がないのだぞ？　いつもより興奮して膨張しているように見えるし……もっと出させたいくらいだ」 「は、はい……じゃあ、お言葉に甘えて……今日も金玉空になるくらい出しますから、ねっ」 　オタクに優しい女なんか、ましてや男だって同族嫌悪でいないと思っていたのに、悪魔がいたとは！ 　クソ！　これからはオタクに優しい悪魔の時代だ！ 「ンンッ！　んふっ……最高の馳走だぞ、琢朗……はぁ……そろそろ、直接精液が欲しいッ……」 「……うん。そうですね。セックスします？」 「ああ……」 　メアさんは当たり前のように俺に跨ろうとするが、こんな時ばかりは俺が制したのだった。 「あっ、いや、そうじゃなくて、恥ずかしいポーズではあるんですけど……メアさんの尻が俺の顔の前にいくようにしてほしいな、って……」 「なんだ、シックスナインでもするつもりか？」 「いやぁ……だからその、俺ですね……お礼と言っては何ですが、メアさんの、その……アナルを責めようかと……」 「…………な」 　そんなことは提案されたことがなかったのか、性欲の塊であるメアさんすらぽかんとしている。 「自分だけでするのと、他人とセックスするのではやっぱり違うと思うんです。俺も、メアさんも……。だから、メアさんが俺を気持ち良くしてくれるって言うなら、俺も本気でメアさんのこと良くします。男同士のやり方は正直わからないけど……でも、お尻の穴を舐められたり、弄られたりっていうのは、きっとメアさん感じてくれますよね？　俺のチンポも……あんなに欲しがってくれましたもんね？」 「…………ふんっ」 　あ。悪態こそついているけど、今度は小っ恥ずかしがってる。 　なんだかメアさんの考えていることすらわかるようになってきた気がする……のは、果たして俺にとって良いことなんだろうか。 　まあ、今さら細かいことは抜きだ。