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第21話※
俺は身体を起こすと、女豹のようなポーズのメアさんの尻たぶをぐっと掴み、その愛撫しまくった狭間に本能のまま突き挿れた。
「くっ……ぁ、がはぁッ……! チンポッ……琢朗のチンポぉっ……腹のこんなにもっ深くまで……感じるぞ……っ。貴様がっ、一丁前に愛撫などするものだからっ! 先ほどからずっと熱くて……ケツマンコがっ、とろけそうなほど絡みついているっ……! うぁ、あぁ、琢朗、たく、ろ……もう逃がさない……絶対に、逃さない、からなッ……おぉおおっほぉおおお!!」
魔法がないのにすごい乱れっぷりようだ。
メアさんもこんな風に喘ぐんだ。しかも俺のチンポなんかで……。
夢魔なので自分はセックスでは感じませーん! か、人間ごときじゃ満足できません残念でしたー!
なんてことかと思いきや、実は我慢していたとか? 今はリミッター解放してるとか?
……いや、特に理由はないけど喘ぎたいから喘いでいる……って感じ。
ほんと、欲望に忠実なんだなぁ。まあそれは俺もか。
「はぁっ、はぁっ、メアさんっ……どうしよ、やっぱメアさんの中、凄すぎて……腰止まらない……!」
「それはよいが……ああクソッ、どうにも俺様の擦ってほしいところに当たらない……もどかしいぞ、琢朗……ッ。これから猛練習が待っていると思え!」
「はいっ……! 何度でも付き合います、メアさんを満足させるまで俺頑張りますからっ」
ああでもない、こうでもないと言われるがまま微妙に突く位置を変えたり、体位を変えたりしてみる。そうまでしてでも、今はとにかくメアさんに気持ち良くなってほしかった。
俺だけが一方的に搾り取られるのも良いけど、やっぱりどうせ肌を重ねるなら、一緒に感じてみたいってものじゃないか。
「琢朗……もう少し、カリの部分で浅いところや腸壁を擦ってみろ。貴様が指でしていたようなことを、チンポでもやるんだ」
「んぇっ!? えーっと……こ、こう……だったかな」
メアさんの弱い部分を突こうと腰を引いただけなのに、肛肉がペニスを引きちぎらんばかりに締まって、むしろ奥へ誘い込むような蠕動運動さえ見せる。
ただ、それが良かったのか、メアさんの術中だったのか。
そこを責めてみろと言わんばかりにメアさんの腰が上下左右に動いて、メアさんが欲しがってくれていることを俺でも理解する。
「はひひぃっ! ここ……せ、正解ってことですかね、メアさん……?」
「はぁっ……もう童貞ではないのだから、自分で考えろ」
その言葉が、もう答えなのだけど。
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