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開幕 4
男は楽しく彼を犯していた。
でも、時間は限られている。
この浴室で彼を犯した痕跡を綺麗にして、また彼を部屋に戻さなければならない。
月に三度程のお楽しみは、相棒と組んでいる夜勤の時しか不可能だ。
六回ある相棒との夜勤で交代でどちらかが、彼で楽しんでいる。
この施設の他の「役立たず」達の面倒もみなきゃいけないのだ。
二人で楽しむわけにはいかない。
今頃相棒は文句を言いながら、夜勤の仕事に励んでいるだろう。
男の分も。
もっとも、次の夜勤は男がそうするのだが。
この施設に彼が入ってきたのはとてもラッキーだった。
彼の過去をたまたま知ることができたのもラッキーだった。
彼は変態御用達クラブでずっとこういうことをしてきた、プロなのだ。
口を滑らせた施設長の話では子供の頃からだとか。
手足がない人間に興奮する変態達のためにわざわざ「作られた」セックス用の生き人形なのだ。
それを知ってから、やたらとエロいと思っていた身体に手を出すことに男も相棒も何の躊躇いもなかった。
この施設は重度障害を持つ人々のための特別なグループホームだ。
民間施設だ。
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