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開幕 6
何よりコイツは元々変態達の玩具だったのた。
じゃあ、使ってもいいはずだ。
それにコイツの身体を慰めてやるのは親切心ってものだ。
ずっとセックスしてたのに、急にしないんじゃ、可哀想だろ。
ここの「役立たず」どものほとんどはセックスなど知らないまま死んでいくのだ。
コイツは楽しみを知っていて、それで楽しませてもらえるだけ幸せってもんだ。
また男は彼の中に出した。
暖かな穴は本当に気持ちが良かった。
もう、女とはできないかもしれない、そうとさえ思った。
たまらなく気持ち良かった。
何より、この変態じみたシュチュエーションがたまらない。
手足のないセックス用の抱き人形なんて、頭のイカレた連中の読む狂ったエロ漫画でしか拝めない。
それが実在してるんだからな。
こういう身体を欲する奴らの気持ちが分かった。
これほどまでに背徳的。
これほどまでに加虐的。
これほどまでに退廃的。
そんなモノはない。
彼を抱くまで男を抱いたことはなかったけれど、彼の身体は綺麗なモノで。
世話してる時もそのエロさに、コソっと乳首を舐めたりしていたけれど。
使ってみたら最高だった。
歯のある顔ならさぞかし美しいだろうに。
下から憎々しげにみつめてくる顔を残念に眺める。
でも、歯があったなら、思い切り喉の奥まで突っ込ませることもできない。
噛みつきたそうな顔をしてるから。
あと一回、口に出したら今日は終わりだ。
残念だが。
「家に持って帰って毎晩使いたいな」
半分以上本気で言う。
こんなに素敵なオナホはない。
でも、コレはいらなくなったら捨てるのも大変なのだ。
世話もかかるし。
諦めよう。
でも、彼の中でする射精は気持ち良すぎてだらしない声が出た。
男はゆっくり残りを中で扱くようにしながら引き抜いた。
「さあ、咥えてもらおっか」
彼の頬を性器で叩きながら笑った。
罪悪感を感じたのは最初の一回だけだった。
するまでだ。
してしまえば、もう・・・見つからないようにバレないようにすること以外の焦りが残るだけだと知った。
いいんだ。
コイツは「役立たず」なんだから。
男はそう思っている。
生かされているだけの生き物を、利用してやってるんだ、と。
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