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取引 3
「もっと動けって言ってんだろ」
オレはグズに怒鳴った。
グズはオレの上で一生懸命腰を振っていた。
オレはグズのモノを後ろの穴で咥えこんでいた。
十分濡らしたそこを、熱くて硬いモノがスピードをあげてこすっていく。
「気持い、い」
そう泣きそうになりながらグズはの方で。
快感に顔が歪んでる。
「んっ・・・はぁっ・・・ダメだ・・・こんなんじゃ!!」
オレはいらつく。
大きさも硬さも動きの激しさも悪くない。
だが、狙えてねぇ。
欲しいところにこない。
ただ必死なだけだ。
ああ、イケねぇ。
こんなんじゃイケねぇ。
じれったさにイライラする。
もっと欲しいとこに当てろって。
「お、おれ一生懸命・・・」
とうとうグスグス泣きだしたグズがいう。
コイツのはデカいし、2日前まで童貞だった割には保ちも悪くないんだが、なんてたってまだまだ下手すぎる。
慣れてるオレにはモノ足りねぇ。
グズグズしててノロマだから、オレはコイツをグズと呼んでる。
「仕方ねーな」
オレはそれでもつながったまま起き上がり、涙を舐めてグズの髪を撫でてやる。
「初心者だもんな。ほら、キスしてやるからもう泣くな」
オレはそれでも優しくキスしてやる。
何度か唇をついばめば開いた唇に舌をいれて、グズの舌を舐めてやる。
フェラするように、じっくりと。
先から奥まで。
せっかく手に入れた大事なバイブだ。
大切にしなきゃな。
使えるように教えるのも、拾ったヤツの責任だろ。
拾いたくて拾ったわけではないんだが。
せがまれて、しゃあなしだ。
犯されるんじゃない、オレが楽しいセックスなんて・・・長いことしてない。
最後はまだ手足があった頃、組織の目を盗んで客じゃないヤツとしたことが何度かあった位・・・。
優しい男もいたな。
そのせいで殺された・・・。
まあ、今更、どうでもいい。
グズの舌をたっぷり吸ってやり、中からグズのちんぽを絞ってやれば、グズは簡単にオレの中に射精した。
「ああっ」
グズが泣き叫ぶ。
まだ射精の感覚が怖いのだ。
おそらく夢精位しかしたことなかっただろうしな。
こういうとこは可愛いもんだ。
オレの中に熱いものが広がる。
「んっ」
オレはその感触を楽しむ。
コイツ、すぐ復活するのはいいとこなので、また勃てて、自分て腰を振って楽しむことにしよう。
「ゆっくり教えてやるよ・・・」
オレはグズの首筋を吸いながら言う。
耳まで噛んでやる。
「ひぃ」
グズが身体を震わせ、またオレの中で大きくなる。
オレはそれ揺すり育てていく。
グズを押し倒し、上に乗る。
ん、やっぱりこれがいいな。
この方が好きに当てれる。
モノ自体は悪くないんだ、コイツ。
オレはゆっくりと腰を上下させる
ああ、これ。
これがいい。
そこに擦りつけた。
ここを擦られると、めちゃくちゃクるのだ。
夢中でそこを擦る。
「はぁっ・・・いいっ・・・」
オレは吐息をはいた。
やっぱり、自分でバイブでするのが一番だ。
手足もなかったから長く出来なかったけどな。
それに怯えたように目を見開くグズの顔がいい。
快感に怯えている。
いい顔できんじゃねぇか。
「絡んでくる・・・ああっ」
グズが呻く。
また大きくなってきた。
まだまだでかくなるだろ、なあ。
可愛いもんだ。
あの人にせがまれて拾ってやって良かったよ。
オレはどうでもよかったのにな。
こんな使い道があるとはね。
オレは激しく腰を振り、擦り上げる。
締めて、深く飲み込む。
ああ、イイ。
すごくイイ。
「勝・・手にイ・・・ッたらお仕置き・・・してやる」
グズを見下ろしてオレは命令した。
グズは必死で耐える。
頑張れ。
オレがイくまで。
グズは頑張った。
泣きながらもうイかせてと何度も哀願しながら。
だから、ご褒美にオレがイッた後にイカセてやった。
グズが思い切り吠えながら出した後、出したばかりのそこを手で責めてやり、潮を噴くことまで教えてやった。
大サービスだ。
結局最後までグズは泣き通しだった。
オレの中に何度も泣いて射精した。
オレ達は田舎の家に潜伏していた。
「あの人はどうしてる?」
オレはグズに聞く。
裸のまま、畳に座りながら。
グズに「畳が汚れる」と嫌がられたが知ったことか。
身体は拭いてるし軽く掻きだしてはあるけど、中にたっぷり出してあるから零れてしまうかもしれないが、どうせ、オレの家じゃない。
煙草を吸う。
味はない。
味覚は消えた。
でも、長いこと・・・吸えなかったこの不健康さが好きだ。
「多分寝てると思う。あの人はおれ達とは違うから」
グズは言う。
グズは一生懸命後片付けの最中だ。
素っ裸でシーツを洗濯に持って行ったり、風呂を用意したり、畳を雑巾がけしている姿は間抜けだ。
「・・・・・・ちょっと見てこい。布団からはみ出てるかもしれないだろ」
意外とあの人は寝相が悪いのだ。
布団からはみ出てたら、寒いだろうが。
グズは嫌な顔をした。
生意気な。
「自分で行ってよ。おれは洗濯干さないとだめなんだから。洗濯もの作っといてそれはないだろ!!頼んでも頼んでもコンドームさせてくれないし、してくれないし!!」
12才で難病を発症するまでは普通に生活していたグズは、かなりマセたエロガキだったらしく、エロ知識だけはある。
むしろありすぎる。
「しってるんだぞ、コンドームしてたらこんなに汚れないんだ!!」
グズの言葉をオレは無視して煙を吐き出す。
グズは怒りながら灰皿を持ってきて、落とした灰をふきとる。
コイツは育ちが良いのだろう。
せっせと掃除していくグズにオレはでも言う。
「見て来い・・・すぐに」
寒かったら・・・アイツの身体がどうなってるのかわからないけど、オレたちとは違ってアイツは寒さを感じるんだから可哀想だろ。
「・・・何で行けないんだ。そんなに心配しているくせに。本当は自分が行きたいくせに」
グズが呆れたように云う。
オレは答えない。
自分で行きたい気持ちはある。
あるけど。
「・・・・・・触りたくなるだろ。触ったりしてもいいのかわかんねーし。触って嫌な思いさせたら嫌だし。何話したらいいのか分かんねーんだよ」
オレはボソボソいう。
「はぁっ?」
グズがものすごく嫌そうな顔をした。
「おれとは、出会ったその日の内にあんた無理やり咥えて、セックスしたくせに?おれの意志なんか無視して」
グズが怒る。
まあ、事実だ。
それも一昨日の出来事だ。
怯えるコイツを押し倒して、咥えて育てて、跨がった。
泣いて怖がるコイツの童貞をいただいた。
仕方ないだろ。
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