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恋 9
楽しい。
オレは狩ってきた人間で楽しんでいた。
恐怖におののきながらも、扱いてやれば簡単にソイツのそこは勃起した。
両手両足を縛って、口ににタオルを噛ませて縛っている。
オレの容姿は街で獲物を引っ掛けるのにちょうどいい。
しかもこの身体は強い。
簡単に引き裂き殺せていいが、殺すってのは後始末が色々めんどくさいと知る。
外で殺すのは面倒くさい。
街で引っ掛ける。
自宅に連れて行かせて。
その自宅ごと乗っ取る。
そして、グズやアイツを家に入れる。
これはいいアイデアだった。
中々いい家だ。
アイツは奥の部屋でテレビを見てる。
また寝てるかもしれないな。
アイツはこのところ良く寝るのだ。
とにかく、せっかくなので獲物を喰う前に性的な意味でも楽しもうとグズにお買い物に行かせたが帰ってこない。
ホント役立たずだな。
なので、もう始めていた。
まあ、ローション無しでも代わりのもんでやれるしな。
台所からオリーブオイルを持ってきた。
風呂の床でやる。
後の始末や、殺した後のことを考えるとここでするのがベストだからだ。
自分でほぐして、跨がった。
欲しくて早くくわえ込みたい気持ちを抑える。
この身体になって、食欲と性欲がおさえきれなくなった。
食欲は人間の肉だけだけしか欲しくないけど。
たくさん食べたくて。
たくさんしたくなる。
男は泣いていた。
まだ痛いことも気持ち良いこともしちゃいないのに。
縛っただけだ。
泣きながら、縛られて床に転がる男を使うってのは、ゾクゾクとする程楽しい。
これはこの身体になったこととは関係ないようだ。
グズにそれを言うと嫌そうな顔するしな。
アイツはそうならない。
でも、泣いてるのにめちゃくちゃ勃起させてるって良くないか?
オレはゾクゾクする。
最後は喰われながらこいつは射精するのだ。
もうそれを考えるだけて後ろの穴がびくつく。
オレは舌なめずりした。
それを見て、男はさらに顔を歪めた。
たまんない。
割と立派なそれをゆっくりの後ろに受け入れていく。
「あっ・・・」
オレは喘ぐ。
ここに入れるの、好き。
奥までほしくて、腰をおろし一気に貫いた。
「ああっ!!」
衝撃に身体を震わせ、オレは叫んだ。
自分で揺すり上げる。
奥に何度もあてたり、浅いところを擦ったりしてみる。
気持ちいい。
快楽を貪る。
泣き声をきく。
下にある身体の呻き声。
身体の温かさ、そしてコイツが感じている恐怖感。
それが快楽を増す。
支配し、絶望させ、貪ることにこそ快楽の本質だ。
オレは男を見下ろしなから、締め上げ、腰を振った。
浴室の床の上で男は縛られたまま、怯えた顔をしていた。
限界まで見開かれた目、こぼれる涙。
たまらない顔だ。
開いたまま咬まされたタオルで固定された口からはダラダラと涎を流しているのもいい。
恐怖は人間の根源だ。
恐怖こそ人間を支配する。
今この男は、オレに完全に支配されている。
それが、いい。
アイツに抱かれる妄想とは違う快楽がオレを焼く。
「ふうっ、はぁっ・・・ああっ、イイ!!」
オレは長くスライドさせたりして楽しむ
男は苦痛でも感じているように首を振る。
そのくせ、男の腰はオレの中を貪りたくて、腰を揺らしている。
怖いくせに、嫌なくせに感じている。
男は気持ち良くないと勃たない。
イカない。
だから、犯すんだったら男がいい。
女としたことがないわけでもない。
何でもさせられたからな。
オレに女を抱かせて、そんなオレを犯すのが好きな奴らもいた。
オレがいたのは最低最悪の欲望を叶える、そういう場所だったからだ。
子供の頃から、オレの母親は自分の男達の望む通り、オレを男達に抱かせていたしな。
自分と一緒に、息子を犯させていたんだ。
母親に突っ込みこそしないですんだけどな。
女は嫌いだ。
母親を思い出す。
でも、同じ場所にいた女達は優しかった。
だから、女は犯さない。
犯すんだったら男がいい。
オレはそう思っている 。
犯されることなど考えたこともない男を、男として犯すのが大好きなのだ。
犯すことを考えたことはあってもお前ら、犯されるなんて考えたことなかっただろ?
オレは散々犯されてきた。
だったら今度はお前らの番だよな。
慣れない尻を犯して泣かすより、咥えこんで、よがらせながら恐怖の中、犯してやる方がよっぽど面白いのだ。
快楽を恐怖にしろ。
今までお前達が欲しがっていた欲望は、お前達に相応しいモノに変えてやる。
オレは笑いながら腰を振った。
中で熱く男の性器が弾けるの感じ、オレもその感覚にあわせてイった。
男の首を締める。
戯れというには、残酷に。
呻き声と、空気をもとめて暴れる身体。
面白いことに、自分用で悶えることで中で擦られる刺激に、男のモノはまたオレの中で育っていく。
喉を締める指をゆるめ空気を与えてやれば、また身体をひきつかせる。
イってるみたいに。
オレはまた腰をふり始める。
楽しくて楽しくてたまらなかった
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