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追跡 12

 「おいで」   お仕置きした上、お預けまで喰らわせたところだから、僕は優しい。  もう意地悪はしない。  それに可愛い。  可愛いすぎる。  ガキを抱き寄せた。  ガキもしがみついてくる。  もっとも、僕よりでかいから、僕が抱きしめられているみたいだけど。  僕もしたい。  ガキが可愛いすぎるのもあるけど、  まだパジャマとの夢での接触の熱は僕の中にもある。    あれが単なる夢だとは思っていない。  最近の謎の睡魔の原因がパジャマであることは間違いないと確信した。  捕食者は捕食者を殺せる。    他の何にも影響されない僕達捕食者同士にどんな関係性があるのかわからない。  殺しあい、誰が生き残るかみたいな関係だと思っていたけれど、違うのかもしれない。    今はいい、そんなことはいい。    セックスしたかった。    「逃げ込むの?」  パジャマの声が聞こえた気がしたが無視した。  うるさい。     黙れ。  僕はガキのガウンを脱がせる。  ガキも僕のガウンを剥ぎ取る。   ガキは僕と肌を合わせるのが大好きだからだ。  ベッドに押し倒して顎を掴めば、自分から薄く唇を開けた。  股間はガキのもガチガチだ。  膝でこすれば呻き声をあげた。  「ホント、可愛いな」  僕は吐息まじりに囁いた。  唇を重ねる。    ガキの口の中を貪っていく    キスしながらガキのを擦りあげれば、ガキは口の中で呻き声をもらす。  可愛いな。  ホント。  ゆっくりと暖かいそこを擦り上げる。  僕はガキの上にのしかかり、ガキの中を楽しんでた。  ここは、最高にいい。    ガキが声を上げ、つま先立ちになり、僕の下で腰を震わせる。      「言って?」  僕は促す。  ゆっくりゆっくり擦りあげながら。  僕はガキがコレが大好きなのを知っている。  最終的に、酷くされてイカされないと満足出来ないが、ガキは優しく僕にされると、嬉しくてたまらなくて、甘えたように乱れる。  こういうガキもいい。  「言って・・・?」  僕はお願いする。  声が甘くなるのは仕方ない。  可愛い恋人なのだから。  「気持・・ちい・・い、あんた・・のチン・・・ポ気・・・持ちいい」  ガキが泣きじゃくる。  なんて可愛い。  もうなんでも言うよね。  「ん?」  聞こえないかのようにいえばガキは泣きながらもっと教えてくれる。  どこがどんな風に気持ちがいいのか。    何が自分の性器から出てくるのか。  硬いのが好きで、ゆっくり擦られたら溶けそうになるとことか。  教育の賜物だ。  いやらしすぎて、可愛いすぎる。    僕は満足する。   そろそろ苛めて満足させてやらないと。  でも、もう少し・・・。  こんなガキを楽しみたかった。  ガキの名前を呼びながら、僕はガキのそこで甘く揺すり、自分も溶けていく。    ガキがまた透明な液体を性器から零して、震える。      「好きっ!!・・・好き・・・愛して・・・」  でも、ガキがそんなことを言うもんから、僕は余裕を、なくしてしまった。       「ホント可愛い、お前」  僕は呻いた。      脚を押し開き、もっと深く入る。  奥だ。  思い切り突き上げる。  締め付けられ、蠢くそこのあたたかさ。  乱暴に突いてやる。    「深っ・・・ああっ、イイ・・・」  ガキが喉をそらし叫ぶ。    奥に侵入する。  一番奥だ。    グポグポとそこで吸い付いてくるそこを味わう。  乱暴に動けば、ガキが声を上げ、涎をたらす。  もう完全に身体が弛緩して、なのに細かく痙攣している。  イキっぱなしなのだ。  目は開いているのに、何も見えてないかのよう。  ただひたすら痙攣をくりかえす。  僕はだらしなく開いたガキの唇の中に自分の指を入れ、グチョグチョとかき混ぜた。  ここも犯したくて。  全部犯したい。  締め付けられ、しぼりとられそうだ。    ああ、気持ちいい。  僕は呻いた。  もう出そう。  ふと僕は夢想していた。     僕ではなくガキが僕の中にいた。  僕は中を擦られ、唇を指で冒され、一番奥を犯されている・・・。  ズクン  僕の中が疼いた。      ビクン    僕の身体が痙攣した。    「違う!!」  僕は叫びながら射精していた。    違う。    違う。   違う。    そんなの違う      

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