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反撃 8

 「んっ」  グズが突いてくる動きに悶える。  細かい話は後にして、とりあえず組長に車とマンションを用意させた。  オレを人体解体ショーでダルマにしたモグリの医者がとんできて、連中の指や腕を繋ぐはずだ。    切断も接続も上手な医者だ。  おかげで手足を切断されてもオレは死ななかった。  上手く繋いでくれるだろう。  連中の指や腕はあわてて冷蔵庫に放り込まれてる。    もっとも。   組長の腕だけはもうオレ達の腹の中だけどな。  組長とは騒ぎがおさまってからまたゆっくりお話しするとしよう。    オレはオレの腕を切り離し、新しく生えるところまで見せてやった。  オレが自分で自分の腕を斬ったらグズが声を上げて泣いて、せっかくの効果をまた半減させた。  だが、痛みをこらえながら生えてくる腕を見て、組長はオレ達が不死身なことを信じたし、条件次第ではオレ達が味方にも敵にもなることを理解した。  まあ、今はこれで十分だろう。    それで、事務所を用意させた車で出てすぐに・・・車が止まって、グズが助手席のオレに覆い被さってきたわけだ。  人気のない公園の前とはいえ、昼間だぞ。  別に見られること自体は構わないけど、妙な目撃情報はつくりたくない。  せっかくオレ達は闇に潜ったのた。  今日、オレ達があの事務所をおとずれた事実さえなくなる。  追ってくる奴らは闇は管轄外だ。  表の世界なら奴らはどこまでもやってくる。  あいつらは犬だ。  だが、奴らがいくら優秀でも、奴らの飼い主は闇を探索することを躊躇するはずだ。  奴らの飼い主である上層部、もしくはもっとも上には人には言われない趣味を闇で楽しんでいた人間がいる。  ソイツがオレ達を守ってくれる。  だが、必要以上に目立つことは避けたかった。  でも、ズボンをひきずり下ろされ、身体の向きを変えられ、尻を掴んで熱くて硬くてデカいのをプチ込まれるのは気持ち良すぎた。  オレもずっと欲しかったし。  「んっ、はあっ」  喘ぎながら腰を振った。    グズは優しく首筋にそっとキスをした後、ズン、と思い切り突いてきた。  「ひぃっ」  喉がなる。  身体をそらせる。  欲しかったものに乱れそうになる。  でも・・・。  「あの人を迎えにいかなきゃ・・・」  オレは必死で言った。  それだけ。  それだけが心配・・・。  大人しく待っているだろうか  フラフラ歩き回って、迷子になってないか。  心配は、グズのチンポで楽しむことを躊躇させていた。  「知らない人について行ったらダメだって教えたし、可愛い犬や猫を追いかけていくのもだめだってちゃんと教えたから大丈夫だよ」  グズが苦々しく言う。  「でも・・・」  あの人を連れて事務所にいくわけには行かなかったけと、置いていくのもオレは躊躇したのた。  自分の手がすぐに届かないところに置いておきたくなくて。  それに、一人で置いてきて寂しがっていないかな。  ズン、ズン  強く突かれて、涎をたらし、背中をそらせた。  「少しだけだから。すぐ終わるから。今だけでいいからおれだけを感じて」  グズが泣きそうな声で言う。  オレはため息をついた。  「早く、な。後でゆっくり、な」  オレはオレのシャツの下に潜り込んだグズの手に自分の手を重ねる。  そこでグズはオレの乳首を弄ってる。    オレの好きなやり方で。  グズの指と一緒にオレも乳首をいじる。  ぶち込まれながら、ここをいじられるのがオレは大好きなのだ。  気持ち良さに息を吐く。  耳元で感じるグズの息使いがあらい。  それにすら感じる。     指で乳首を挟まれ回される。  その周囲を自分でなぞる。  グズが激しく突いてくる。  「ああっ!!いいっ!!」  のどをそらし叫ぶ。  こうなりゃ、奥にぶち込まれるまでおさまらない。     「うん・・・好き。大好き。もっとオレで感じて・・・」  グズの声が切ない。  だんだん早くなる突き上げに声をあげ、乱れながら、オレは困ってもいた。 グズは可愛い。 でも、困ったな。      

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