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V.S 9
「で、どうすんの・・ん、ふっ・・・」
ゲスの喘ぎ混じりの声がグズからゆずられたインカムからする。
コイツが我慢出来ないのは知っている。
一緒にいる男のグールのモンを自分に突っ込ませているのだ。
後ろの穴にぶち込まれるのがコイツは大好きだからな。
女に嗜虐するのも好きだが、コイツはセックス的な意味では男が好きなのだ。
セックスはオレ達には食事みたいなもんだし。
まあ、オレもそうだしな。
オレは再生がおわった血まみれの身体を署内でグズに綺麗にさせていた。
ただ、濡れたタオルでふかせていただけなのたけど、グズが興奮して、結局今度はロビーでやっているわけだ。
グズは夢中でオレの乳首を吸っている。
「あっ・・・」
舌がそこを擦る感覚に声をあげる。
そしてまた吸われ、腰を揺らしてしまう。
署員達は部屋に閉じ込めていて、ドアを開けたら爆発するようになっているから問題ない。
声でも聞かせてやるとしよう。
「グズ・・・ああっ、いいっ」
誉めてやる。
ロッカーからグズが持ってきた服は、まだ当分着れそうにない。
血を拭った再生したばかりの身体をグズに好きなだけ舐めさせてやる。
「向こうも動けないはずだ。捕食者は基本、従属者とセットで動く。従属者の再生には時間がかかるだろ、・・・グズ・・・口でして。オレのチンポなめて欲しい」
最初はゲスに、最後はグズに言う。
グズは音をたててオレのモノを咥え唇で扱き始めた。
「んっ・・・気持ちいい・・・とにかく、一発抜いたら・・・準備しよう。捕食者をなんとかしないかぎりオレ達は殺されるだけだからな・・・グズ、もういい。挿れて・・・」
オレは口だけで終わりたくなくてグズに強請る。
「後でグズ貸せよ。アイツのが一番デカいんだ」
ゲスが荒い息をしながら言う。
向こうは向こうで楽しんでいるらしい。
「グズがそうしたければな」
オレは笑う。
「お前がしろって言わなきゃアイツは無理だろ。つまねーな」
ゲスが舌打ちした。
そう、オレ次第。
グズはオレの言うことなら何でも聞く。
何でもしてくれる。
グズが後ろにゴリゴリと押し当てている。
これが入ってくるかとおもうと、楽しくて仕方ない。
「じゃあ30分後、予定通りに」
オレは言った。
ドローンで見張っている彼女からは、まだ捕食者達が動く様子はないらしい。
さて。
さて。
上手く行くかな?
捕食者をなんとかしなければ。
オレ達がこの先楽しく殺して喰ってセックスするために。
「グズ、挿れて・・・」
オレはベンチに四つん這いになり、腰を振り、押し当ててられていたグズのに尻をこすりつけた。
グズはオレの尻の肉に指をめりこませながら、声を上げて押し入ってきた。
ミチミチと押し広げられる感覚に酔いしれる。
ああ、いい。
ホントいい。
最高。
オレは叫んだ。
こんな日々がおわらなければいい。
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