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第18話

そして、グイッと片足が上げられたと思ったら、霧咲先生の指が一気にグチュッと引き抜かれた。 そして代わりに、質量のある熱くて硬いものがソコにグッと宛がわれる。 「榛名先生……息を吐いて……」 「は、はいっ……はぁっ…」 言われた通りに、息を吐いた瞬間……… ズブッ………ズズズ……… 「ひぁっ…!あ、あぁっ!」 「くっ……まだ、キツイですね…!」 霧咲先生のペニスが、俺のナカに入ってきた…! 何これ……ほんとに夢? 感覚が、あり得ないくらいリアルなんだけど…! 痛い……ことはないけど、すごい圧迫感…… 「榛名先生、大丈夫ですか…?まだ半分です」 「はっ、はっ、え、まだ半分?そんな…霧咲先生の、おっきすぎます…!」 「すいません…」 いや、謝る必要は無いと思うんですけど! なんか俺が嫉妬してるみたいだし! 俺標準サイズだから、多分…。 「でも、全部挿れさせてください」 「えっ?…あっ、アッ!アーッ!!」 ナカを抉っていくように、凶器みたいな霧咲先生のソレは俺のナカをズブズブと貫いていく。 こんな、どこまで入っちゃうの、すごいっ…! 恐い………! 「うっ……ぅえっ……」 「……榛名先生!?どうしました、痛むんですか?」 痛いような苦しいような、とにかく圧迫感が凄くてよく分からない。 何で俺が泣いてるのかもよくわからない。 いくら恐いったって、相手は霧咲先生。 俺の勝手な妄想とはいえ、大好きな霧咲先生に抱かれているのに。 「……すみません。初めてだから優しくするって言ったのに、つい我を忘れて…」 ズルッ… 「あ、やだっ!」 「え?」 霧咲先生が自身を引き抜こうとした瞬間、俺は拒否の声を上げていた。 霧咲先生が俺のナカから出ていくのが嫌で……… このまま目が覚めてしまいそうで……… 「ひっく……お、お願いします…、出ていかないでくださいっ……!」 まだ覚めたくない。 一人ぼっちの部屋で、孤独を味わいたくない。 もっと霧咲先生と一緒に居たい。 「……榛名先生……」 「おねがぃっ……霧咲先生ぇ………」 現実に戻ってもちゃんと思い出せるように、最後まで抱いてもらいたいんだ。

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