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頼むから俺の話を聞いて(5)

「うーん、栗谷の言ってることよく分からないけれど、俺と知野を見てると興奮するんだよね? それで今、真田が栗谷を抱えてるのならそのままどこか空き教室行こうよ。俺と知野、次の授業サボってセックスすんの。もう家まで待てなくてさぁ。だから一緒に気持ちいいことしよ? 俺らのセックス見ながら真田に抱いてもらえばいいよ。ついでに4Pとか楽しそう。俺、3人でしか経験ないし、4人は初めてで嬉しい……!」  キラキラと輝くその目は別の意味で俺への終わりを告げた。天城のキャラ解釈も間違っていたようだ。健気受けじゃあない、ただのビッチかよ。……くそ、何もかも終わりだ。  俺が変に興奮しないで二人の行為に耐え、そのまま教室でベルトをプレゼントしているところを見ていれば、この展開にはならなかった。  そうしたら、実は知野は天城のことを独り占めしたいと思っている? とか、天城はこのベルトをもらう意味を分かっているのかな? とか、放課後のセックスはこれで拘束プレイ? とか、楽しく妄想して終わっていただろうに。 「てか真田良かったな? お前さ、栗谷のこと実は気になってたもんな。初めては優しくしてやれよ?」 「えっ」 「知野、うるせぇぞ……」  知野の発言に真田が見たこともないくらいに頬を染めた。頭上に湯気が見えそうな感じで。  知野の最後の言葉には納得いかないけれど、真田が俺に片想いをしていて、それでここまで照れているという事実には萌えた。  あまり感情を表に出さない真田が好きな人のことになると赤面するんだ。笑顔とのギャップなんか軽く超えていく。これで好きな奴が俺じゃあなかったら、どんなに良かったのだろうか。  って、マジでありえねぇ。こういう時に腐男子としてときめくのはおかしいだろう。その腐男子だったがためにこんなことになってしまったのだから。 「俺は平和に楽しく妄想していたいだけなのに」 「栗谷何か言った? 大丈夫だよ、最初は痛くても、慣れるとちんこでナカかき回されるの気持ちよく思うから。知野のすっごく大きくてお腹いっぱいになるの好きなんだ。……真田のは分かんないけど、見るからにデカくて太そうだし、栗谷トロトロになっちゃうかもね。トロトロの栗谷絶対可愛い。……今もこんなに可愛いもんね」 「……んぐっ!?」  

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